学生時代、独り暮らしを始めた頃ね、幼なじみだった女性に、何か(食事は)作っているの?と聞かれて、うん、まぁ・・・とか話していた時ね・・・チャーハンと、カレーと・・・(あと何か言っていたが記憶にあらず)は料理とは言わないからねという旨のことを言われたことをけっこう鮮明に覚えていたりする。まぁ、確かに、チャーハンもカレーも、あまり手間いらずでまとめて男でも作れる料理の代表格だが・・・まぁ、一般的に女性は学生時代から家庭科などでずいぶんしごかれたであろうから料理に一家言あったとしても不思議ではないからそのような発言になったのも容易に推測のつくところだが。
それが心に残っているからかどうか、カレーはあまり自分で進んで作らなかったりしてきた。
今でこそ、ケーキをスポンジからすべて自作し、魚を捌いて豪華刺身盛りをつくり、パンを焼いたりしている私だが・・・ここでもあまりカレーの写真が出てきていないのはそんなわけがあったのかもしれないけどね。
そこまで手のかかる料理をたくさんこなしてきた私にしても、カレーは実はけっこう手間がかかるなぁということが分かってきた。野菜を切るのは、そりゃ魚を捌くよりは簡単かもしれないが、量をこなさねばならない点で手間がかかるわけでね。これはこれで料理じゃないかと思い直したわけでね。
今日は妻が切ってゆでてくれていたカボチャがたくさんあったのだが、カボチャをそのまま食べるのはあまり好きではないので、カレーに入れてしまおうということで辛めのカレールーを買ってきて投入して、カレーを作ってみた。
うん、それなりに奥が深いじゃないかカレーよと思いながら、圧力鍋で時間短縮を図りながら、けっこう大まじめに作ってみた。
とろみをつける弱火加減なんかはなかなかに奥が深い。今までは、がっと作っても初めはスープっぽいのしかできなくて、まぁ、カレーは一晩おいた方が美味しいということで翌日にとろみがついていたが、そのへん丁寧にやると、それなりについてくるものだ。
いやいや、けっこう美味しかったわけで。鶏皮を買ってきて肉にしたわけで、味にコクがでているかなぁと。
カレーだって立派な料理じゃないかと思いつつ、大まじめにカレーを作った今日。