今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

見せ物が癒し


 今日は土曜日。いろいろ所用で、のったり休日暮らしだったわけでは決してないのでぐったりなのだが・・・


 ともあれ、土曜日はいろいろドラマがあって退屈しない。


 9時から銭ゲバ・・・いやー、今日は銭一筋から改悛の情が見られるかと思いきや、非情なまでの銭ゲバぶり・・・いやはや、ここまで来ると・・・ぶっとんでいますなとしか言えない。でも考えさせられるドラマであることは確か。今日の回くらいからは・・・やっぱり銭だけでは・・・ということになるかと思いきや、まだまだ。


 続いて、交渉人 スペシャル。米倉涼子さん主演だがね。これは以前連続ドラマ化されていた頃に妻が好きだったので見たのだが・・・かなり、屈折しているドラマでね。銭ゲバとその屈折ぶりは通底しているんじゃないかな。重め。


 でも、どちらも退屈しない夜に資するものでね。まぁ、テレビという受動的な娯楽のみが楽しみなんて、枯れてきたなぁと思わないでもないが、絶頂期のローマ市民が「パンと見せ物」を時の政府に要求したのは有名な話。受動的な娯楽も疲れないでよいものなんだろう・・・普段はぱたぱた貧乏暇なしで働いている貧乏人なのだから、たまには、見せ物を楽しみにしてもいいだろう。


 もうちょっと若い頃はネットがあれば、テレビなんて要らないと思った時期もある。今だってネットは好きだが・・・ネットは能動的に情報を探っていかねばならないから疲れる。テレビのような受動的な娯楽は疲れがちな中年には楽でいい。


 それもまた生き方。


 これから、ドラマ 赤い糸 の最終回。これもまた重め。