今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

マクドナルドから卒業できるのはいつの日か


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 ゲームセンターには、例えばネットワーク麻雀などの一部例外をのぞいて中年以降の大人がいる姿はあまり見ない。


 まぁ、ゲームセンターたるもの、すなわち青少年から若者までの遊び場のように思える。 かくいうわたしもゲームセンターは大好きでゲームセンターが近くにないと生きていけないなぁという感じだった頃がある。 悩んだらゲーセン、悩みと全く関係ない機械への対話において、悩みは霧消していくことも多かった。おおかた時間が解決してくれることも多かったのだろう。


 そんな私も三十半ばくらいで、ぱたっとゲームセンターに行かなくなり、また、世代的にもこの遊び場は合わないなという思いを持つに至った。


 実際DDRなんて踊らせればまだまだ若いものにはそうそう負けないのだが、中年おやじが華麗なステップを踏んでいても少しキモいではないか。


 まぁ、一つの卒業だろう。


 今、マクドナルドにいる。


 マクドナルドもその低価格さゆえに中高生がたむろっていたりして、今は時期が時期だけにうがいをしていたりするとけたけた笑ってきたりする。何がおかしいのだろう・・インフルエンザの苦しみを知っている私は思う。こんな雰囲気が悪い低価格ゆえにモラルハザードが起こっているチェーン店は、ゲーセンのように卒業したいものだし、そりゃスタバに毎日行ければいいんだろうが・・・年だけはいい中年になったわりには収入は大人な収入になるでもなく、セレブとはほど遠く、経済的理由からマクドナルドは雰囲気の悪さを含めて考えても魅力的な選択肢であり続けている。


 周りを見ても、私よりも全然年上の人がいつもそこで本を読んでいるし、やはり私より年上の女性が資格試験の勉強のために隅に陣取っている。私と同じくらいの私なんかよりもいけいけの感じのビジネスマンタイプの男性もパソコンを開いてかたかたやっている。


 そう、ゲーセンと違い、誰しもマクドナルドは卒業しにくいところのようだ。