私は昔っからのモバイラーだ。もう10年来にならんかというところ。
今じゃ、1kgを切るモバイルノートが珍しくなくなってきているが、昔はそんなに軽くなかったし、バッテリーの保ちだって良くなかったので、旅行ともなればLサイズバッテリーにアダプターを持って、それにデジカメ、外付けドライブ類を持てば、3キロくらいになってしまうのかなぁ・・・そうなると他の荷物と合わせるとリュックで担いだって重いし、それ用にノートPC対応のリュックを買ったりしたものだ。そして、旅先からリアルタイム旅行記を更新したりするのがとてもうれしかった思い出がある。
その後、今で言うネットブックに比肩する小さいA5サイズのノートPCが出たので、20万円を優に超えていたけれども買ったよね。それも6年位前になろうか。
こんな感じでとても小さくて感動的だったけどねぇ。1kg程度の軽さも魅力。重いリュックからもおさらばかと感涙にむせんだものだよね。今のネットブックと比べると無線LANユニットは外付けだし、CPUは弱いし、ウェブカメラはついていないと遜色は否めない。今やこれくらいのスペックで、カメラもついていれば、無線LANユニットも内蔵で5万もあれば買えちゃうよね。20万円超をかけて買っていたんだよね、旧来のモバイラーは。
それでも、こんな風に一生懸命モバイルしていた頃は、喫茶店でモバイルノートを広げていたら目立ったし、例えばそのころ流行しはじめたスタバなんかでPC開いているのは自分くらいだったりしたものだ。旅先の神戸市役所の上の展望台の喫茶店でモバイルしていた時にはおじさんから声をかけられたものだ。それくらい、モバイルってのが珍しい時代だったわけだよね。
そのころは通信するのも無線LANなんかなかったりしたから、一生懸命PHSにつないだりさ。旅先なんかでは、LANケーブルなんかおよびもつかなかったから、グレーの電話を探して、一生懸命モデム通信したり、グレーの電話さえない場所のために音響カプラーなんかだって持っているんだよ。これがあれば、モジュラーがなくったって受話器さえあればつながるというもの(^-^)ある意味究極のモバイル手段だよね。困難なればこそますます一生懸命になれたものだ。
でもさ・・・いつのまにか、モバイラーが増えたよね。マクドナルドだろうが、ドトールだろうが、入れば必ずと言っていいほどPCを開いている人がいる。
先ほど語ったように、5万円も出せばモバイルパソコンの低廉化もあるし、無線LAN網の充実、携帯の高速化やワイマックスなどの高速通信手段が普及してきたということが大きかろう。本当にモバイルが身近になったよね。
まぁ、私自身も結婚したりして、一人で出歩く時間があまりなくなったこともあるが、モバイルをそこまで一生懸命しなくなってきたのが現在。もちろん旅にはパソコンは必ず持っていくけどね。結局、自分の家でパソコンに向かっている時間が逆に増えた感じ。ちょっと時代に逆行しているかな(^-^)
まぁ、携帯電話でもインターネットが当たり前のようにできるし、スマートフォンなどで手のひらでPCレベルのことをしてしまう最近、本当にモバイルな時代になったよなぁとか感じている。 そう、私もスマートフォンとかで不十分ながらもモバイル作業はできてしまうので、今やあまりノートPCを持ち歩くことがなくなったのも一つあるのだが。
ともあれ、ちょっと昔の苦労話をしてひがんでいるよりも、今風に昔じゃ考えられなかったような高スペック計量の新しいノートPCを購入し、モバイルブロードバンドの世界も見てみようかなとか感じている今日この頃だったりもするのだ。
となると、適当な5万円レベルのネットブックとかだと、昔は高かったのに今は同じくらいの性能で5万円レベルですよぉというものよりは、ものすごく高スペックなのにバッテリーもよく保つレッツノートとかVAIO Xシリーズとかに興味も出てきている。レッツノートとか言うと、ほら、今やときめく勝間和代氏がご推奨で勝間氏の熱狂的ファンたるカツマーさんたちはレッツノートに走りがちと聞いているが、なるほど、長年モバイルをしてきた身としてバッテリーの保ちは死活問題であることが分かっているから頭では理解できるところだし、昔は20万円超払ったことを思えば、バッテリーがだんとつに保って20万円超であるものの昔を考えればなぁとかは思うわけだが。なんか、あまりメジャーすぎバリバリに見えるのもなぁとか思い、もうちょっと安くてあまりバリバリな感がないVAIO Xなんかでもいいかぁ。それとも、AcerのAspire Timelineのような昔に比べれば性能は上がっているしバッテリーの保ちもいいけど10万円いないくらいで済む海外ブランドがいいのか・・・なんか楽しみながら悩んでいる今日この頃。