千葉県は房総半島に行った。
震災後、気持ち的にも乗らなかったし、放射性物質のことも気になったし、仕事以外での積極的な外出は控えてきて、休みの日にしても家にこもっていることが多かった。家にこもりながら、パンを焼いたりケーキを作ったりということをしていた。
それはそれでよかったわけだが・・・
そろそろ外に出ないと煮詰まってしまうという思いが強くなってきた。
福島原発のニュースを見ても、一進一退でおさまるまでの道も長いと感じたので、いつまでもこもっているよりはお出かけしようと思った次第。
房総半島は、昨秋も館山・南房総方面を旅したり、昨年から今に至るまで何度も行って、思い出のある地。だから、今回のお出かけとして房総に行きたいという思いが強まったわけであった。
そして、それが今回の震災で打撃を受けているであろう千葉県の漁業や観光を応援できればなによりであろうという思いがあった。
以前に行ってとてもおいしい魚介を食べさせてもらえた、内房の鋸南町にある「ばんや」さんに行ったのだ。
鋸南町の保田漁協直営のお食事処で、そのへんのグルメスポットとしてはつとに有名である。
"計画停電中も通常営業中"という力強い訴えが心強い。こういう震災後、例えば、東京ディズニーランドだって休業中。遊びに行くと言ってもなかなか開いていなかったりもするのだが、こう言ってもらえればしっかり行けるというものだ。
多分、漁協直営であるから、漁船用の燃料の備蓄もあるだろうから自家発電も十分にできるのであろうとも推測しているのだが・・・。
ともあれ、ここは魚介を腹一杯食べさせてくれるところだというのは前来た時に知っていたので、今回は何を食べようかと・・・
せっかくここまで来たのだから、新鮮な刺身を食べたいねということで、
私はカワハギの刺身の定食にしました。オススメになっていたのでね。また、カワハギというのは、釣りなどで釣れるとちょっと間抜けな顔つきにも見えるのであるが、味はってもよいという話も知っていたので一度食べてみたかったというわけで。
しかも、かように活き作りで作ってきてくれてうれしいびっくりであった。妻の方のヒラメとスズキの刺身はすぐに出てきたのに比して、どうも出てくるのが遅いなぁと思っていたら、このように活き作りにしてくれていたわけで・・・これでご飯・味噌汁つけて1500円行かないのだからすばらしいコストパフォーマンス。味も抜群にうまかったです。初めての食感という感じである。
妻が食べたのはヒラメとスズキの刺身の定食である。かように、大学の学食のような感じの食器だったりもするが、魚介のうまさはもう抜群。こちらも食べさせてもらったが、特にヒラメがおいしかったねぇ。確かに、ヒラメは高級魚として知られるわけだが、そこに鮮度が付け加わったようなもので、本当にうまかった。
久々のお出かけ・・・とてもよかった。そして、とてもおいしかった。おいしいものを食べるとうれしくなるね♪
