今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

写真つきの日記以外は日記とは言えないのか

 昔話になってしまうが、私がインターネットにはまりこんだのは、全世界に自分の表現を伝達できるということが、個人レベルでできるということに非常な興奮を覚えたからである。

 当時は、ブログのように簡単にはインターネット上に表現をアップできなかったわけだが、いまはブログサービスなどを使うようには簡単にはアップロードができなかった。

 HTML言語を学び、その言語に従い、文章を書き、サーバーの概念を学び、サーバーにファイルを送り込むという一連の動作は、きわめて理系的であり、情報科学的であるため敷居が高かったため、私自身、苦労して自分の書いた文章がインターネットで見られる状態にできたということにきわめて感動を覚えたし、そのことが私をインターネットに傾倒させる端緒となったわけだ。

 まぁ、そんなことを語りつつ、何を言いたいかと言うと、今は文章だけでなく写真だって音声だって簡単にインターネット上にすすさせる時代である。そう、ブログとかSNSを用い、理系的知識がなくても簡単に表現を出せる。それだけ敷居が下がったわけである。

 そうなるとウェブ日記なりSNSでは、文章で表現するよりも写真で表現する方が簡単だとばかり、写真つきの日記、要は写真を用いた絵日記のようなものが増えてきている。確かにそういうものは面白いし表現も豊かだとは思う。

 となると、写真つきの日記以外はどうもウェブ日記として何か不完全なような印象を受けるような感じになってくる。多数派が少数派を駆逐するというような感じである。

 私のウェブ日記を写真はよく用いているに料理の写真などである。これを食べたあれを食べたと文章で表現するよりもよほど表現力がある。

 しかし、そうなると、ウェブ日記を書こうとすると、写真から探すというような逆転現象が起こったりする。これは私自身がもともと文章表現をインターネットに出して覚えた興奮に端を発するウェブ日記へのモチベーションとはやや相反するものだと思われる。

 また、表現力な。写真を載せることで多くが足りるとなると文章というものが育たないような気もする。そう自分の文章力が落ちてくるように思われるのである。

 よって、手間はかかるが、これからも文章にこだわった日記を語っていきたいなぁと思っている。その手始めとしてこの文章だけの日記を出した次第である。