今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

がっちり蛍を見られたのと長年の知人との邂逅

 昨日は、とくに目的もないまま千葉県は房総半島に渡った。
 午後からである。
 先日来、水泳を6日間続けてきたせいもあろう、疲れも溜まっていたのか朝はなかなか起きられず、妻の仕事の忙しさからばったり寝ていたので、二人とも午前中はなかなか動けなかったゆえ。

 いつものように、直売所での野菜購入をして、昼食抜きであったので夕食を食べたりしていたところで、長年のネット上の知人が、やはり房総で蛍を見に来ているとのことを知った。

 そう、私はもともと、もてない男の心の語り(現 もてない男の心の語り)を作っていたのだが、その頃からの読者さんで、ときおり、ネット上では会話をしていた知人で、よくこのブログも読んでいただいている方であったが、房総の真ん中あたりで蛍を見に来ているとのこと。
 以前、会話していた時に、自然群生している蛍が見れる場所があると聞いていたので、たまたま私も房総に渡ってきているので、見に行きたいなと思い、その場所をご教示願ったらすぐさま教えていただけた。

 私自身、蛍というのはあまり見たことがない。唯一記憶があるのが、数年前岩手県宮古の方を旅した時、龍泉洞のあたりでヒメ蛍を見に行くツアーに行きすがら、途中でゲンジボタルを数匹見られたという経験のみ。その時は結局ヒメ蛍を見られなかったのであった。

 だから、近くで見られるのであらばぜひに見たいと思っていたところ、ネット上の知人が行っているというのだから、渡りに船であった次第で。

 ただ、場所がどこかという時に、座標を送ってもらって知った。

 なるほど、私は、そう言えば測量士補の合格もしているから、座標と聞いて、そこまでびびらなくても良いのだろうが、それでも実践で座標を使うというのも珍しいことで、なんか座標で場所を知らせるというのも、スタートレックでやっていたような感じで、近未来的だなぁと思いつつ。

しかし、座標というのは便利なもので、かっちりその場所に行きつけたからよかった。

着いたら、20時を過ぎていたが、蛍が数多く飛んでいた。数匹をちらっと見ただけが今までの体験だっただけにこれはすごいと思った次第。蛍が上に上に昇って行く様は幻想的にさえ見えた。

と、感動しながら見ていたが、ここを座標で教えてくれたネットでの知人はいずこと、はたと迷う。

何人かいたし、ネット上で会話はすれど、テレビ電話とかではなかったので、顔も知らないと。しかも蛍見学ゆえ、とても暗いのし、見学している人に懐中電灯を向けるわけにもいかずとううことで。

今までの得た情報を総合して、この人らしいという人に勇気を持って声を掛けると、よかった、出会えたということで、ことなきを得た次第であるが、ホッとした。

かように長年のネットの知人を通じて、得がたき蛍スポットに来られて、また、実際に出会えたのは、とても嬉しかった次第。

いろいろ語りあいながら、蛍を見るというのもよかったわけで。

SNSの発展に伴い、フォロアー数とか友達の数を競うようになって来てしまっているが、そんな数に踊らされないこのような邂逅に僕は魅了され、自分をネット上にさらけ出すがごとく語りを紡いで来たので、久々のかような出会いにとても感動を感じた次第。

今回、素晴らしき蛍にめぐりあわせてくれた知人に感謝したい。ありがとうございます。