今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

中年になってからの人生初の沖縄旅行はとてもよいものであった

 さて、沖縄から帰ってきて1週間経った。
 今まで、沖縄の旅行記としての語りを続けてきたが、ここでいったん終わろう。また、気が向いたら折に触れて語ることもあろうが。
 
 今回の旅で、沖縄というところを、文化、自然、歴史の三つの面で堪能したと思う。

 そう、文化という点では大いに新鮮であった。言ってみれば異文化の体験であった。食文化も全然違う。そして、感じられる生活感も大いに違う。本土であれば、看板がたくさんあるところに、台風が来るからだろうか、看板ではなく壁に直接描くなど。大きく違う文化に身を置くのは海外旅行に似た新鮮さがあった。今まで食べたことがあまりないような食事も興味深かったのだ。

 自然は、エメラルドグリーンの海はもちろん、植生も本州と大いに違った。高い杉の木などは見られず低い灌木的なものが多数を占める。単純に海がきれいと言うだけではなくそのへんは見応えがあった。また、2月で震えながらダウンジャケットを着込んでいた関東からすると最低気温が10度以上という自然気候は多いに驚きであった。

 歴史は非常に見応えがあった。中世の頃の城跡に中国との交流を感じ、アメリカ統治時代の遺構的建物や、基地を見るに、アメリカ統治の近現代を感じた。太平洋戦争での悲しい歴史も実感として感じた。古代から近現代まで総覧した感があるわけだが、とても勉強になった。勉強して苦しい部分もあるが目をそらしてはいけない部分だろう。

 そういうことで、今回の沖縄旅行は非常に得るところの多い旅であった。
 中年になり、感受性や知識も増したところで、人生初めての沖縄は短い間でも受け止められることが多かったと思うのだ。

 とてもよい経験だったと思うのだ。