今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

零戦のコックピットに乗ってみて思う平和

 2015年7月05日の日記です。
 成田空港そばの航空科学博物館(http://www.aeromuseum.or.jp/index.htm)に行った。正確には成田市ではなくて、千葉県芝山町にあるが。
 ものすごく低空を飛ぶ旅客機や貨物機を見ることができてマニア垂涎の場所に思えた。
 私自身は航空機マニアというわけではないが、機械が好きなことが多い男として、ハイテクの固まりたる航空機は興味が無いわけでは無いので一度行ってみたかった場所だ。 
 なかなか興味深い展示が多かった。特にジャンボ機というのかなぁ、ボーイング機の機体については面白かったが、子ども向けの展示も多く、以前埼玉県は所沢市所沢航空記念公園に行った時と比して、そこまで新鮮味があったかなぁと思うと、微妙かなというのが率直な感想。

 しかして、零戦の機体のレプリカがあったので、操縦席に乗れるようになったので、僕の前にお子様が乗っていたが、順番に並んで乗ってみた。


 180センチの体躯の私にとっては窮屈であったし、風防は手動で締める方式で、この狭さでは操縦するにも苦心しただろうなぁと思われたし、戦争末期にはこれで特攻したと思うに、悲しい気持ちになった次第。この狭いコックピットで死ぬために操縦したのかと思うに、なんと悲しいことかと思わずにはいられなかった。

 零戦、知識では知っていたけれども、実際そういうレプリカに乗ってみると体感できるものがある。

 安全保障法制の国会審議が白熱している今だが、実際に手で見て感じる平和って大事だと思う。
 そう零戦のレプリカに乗ってみるというのだけでも、戦争というのがいかに無益で、してはいけないものなのかということが感じられるのだから。