知人が面白いと語っていたのを見て、見始めたドラマ
家売るオンナ
家売るオンナ|日本テレビ
http://www.ntv.co.jp/ieuru/
私たち夫婦で共通の趣味はテレビ鑑賞である。今まで、ロンドンハーツだとか、黄金伝説だとか夫婦で共通して楽しめる番組を好んで見てきた。
専業主婦の時が多い妻は、それ以外にも自分の好きな海外ドラマとかを見たりしているが、それは私が絡んだり絡まなかったり。基本私の方が働いているので、時間がそんなにないので、全部つきあえない部分もあるため。
そんな感じだと、連続ドラマを一緒に見るということがなかなかにない。
夫婦共通で興味が惹かれるというのが稀だから。
しかして、このドラマ、一発で夫婦ではまった。面白いし、次がわくわくできるドラマは久しぶり。
私も妻も老いてきて鈍感になってきている。感受性も弱くなってきているのだろう。
また、仕事に世の中に疲れ切り、動じないと言えば聞こえは良かろうが、いろいろ面倒くさくなっているというわけだろう。
そんな中年後期とも言える40代半ばの私たちを興奮せしめたこのドラマはすごいと思う。
最終回、こう来たかという結末。うんうん。
脚本が大石静さんと知り、なるほど、大石ワールドだなぁと感じた次第。
セカンドバージンとかさ・・・NHKらしからぬエロティックなドラマもこの人の作品だったし、平和な朝の象徴たるNYHK朝ドラでふたりっ子の脚本もこの人のだけど、朝ドラらしからぬなかなか波瀾万丈な物語にしていたのを思い出す。
その過激さからするとおとなしいと言えばおとなしいかなと思うが、人生に疲れた人にいいカンフル剤になるんじゃないかな。このドラマ。
最後が、変などんでん返しがなく、予定調和的なみんなハッピーという結末は、いいじゃない。現実の世の中が世知辛すぎるんだから、今まで、どんでん返し的な大石脚本にしては、古典回帰のような終り方とは思うが、悪くない。
まぁ、不動産屋さんのスーパーウーマンの物語というわけだが、このドラマを見て不動産屋さんになりたくなっちゃたよ(^-^)
そんな人が多いんじゃないかな?実力一本で売ってなんぼっていう世界で、短歌がでかいだけに不動産ってすごいよね。
でもね、世の中には縛りがあって、このドラマのように不動産屋を開きたく思っても、宅地建物取引主任者(今の宅地建物取引士)の資格がないとできないんだよね。いや、開くことはできても、資格者を雇わねばならない。
そう言えば、別にここまでエキサイトしたわけではないが、趣味で宅建主任者を取得している私。全然ペーパーだけど、主任者証も持っているし、これを持っていると5年に一回1日がかりの研修を受けないと更新できないのだけど、それも受けたりしているんだよね、こうなると趣味でもなく、なんだろうね・・・。
不動産屋で賃貸契約をしながら、宅建持ちだと話すと、まぁ、それなら咲いていたベルには困らぬと言われたりもしたけどね。
このドラマの主人公に憧れて、不動産業界に身を転じる気分になる方は多かろうが、まぁ、資格を持っている方は多くはないかもしれない。
趣味かもしれないし、人生の敗北者で今の職場でもうだつの上がらない私の唯一のプライドかもしれないが、まぁ、このドラマに勇気づけられて、また、そこに飛び込むことだってすぐにできるんだよと思いながら、疲れるしうまくいかぬ今の仕事に足を引きずっていくのだろうよ、明日も。