今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

旅での復習や宿題は結構好き

 先日の静岡旅・・・なぜ静岡?という疑問があるかもしれない。
 実は自分たちでもよく分からない。
 そう、行き当たりばったりで旅をするから。計画というのは基本的にしない。
 私もたまに倒れるし、妻もそれなりに倒れることがある(ここでも妻が倒れると語っているし、自分が苦しくてもインフルエンザになっちゃったとか語っている・・・)。だから、長期の旅行を綿密に計画していざ出発と言う時に倒れちゃうとキャンセルとかで費用が無駄になるなぁとか思ってしまうきらいがある。
 まぁ、それにしても長期休暇の際は健康には十分気をつけるのだけどね・・・だって、直前予約でも旅には健康は前提だから。

 今回の宿とか温泉ランドとかSLともかなり直前に予約した。まぁ、健康が保つだろうと思ってね。

 だから、予習とかも一夜漬けなんだよね。せっかく旅行に行くのだからよくよく事前研究した方が・・・という意見もあろうし、もっともだと思う。その方が観光スポットの取りこぼしがないしね。

 でも、私たち夫婦は前日とかに、ここ行こうか?あそこ行こうかとか決めていたりする。というか、妻などは初めての所だったらどこでも新鮮だからいいとか結構私に丸投げだったりもする。
 先日語ったアプト式列車も、せっかく寸又峡に来たんだから、乗ろうかねと乗った部分があるし。また、リアルタイムにSNSで旅行を語っていて読者さんから、明日はアプト式ですか?と聞かれてモチベーションアップしたこともあったりする。

 SLに乗るために大井川鐵道ということはなんとなく決まっていたが、その先の宿として寸又峡温泉に泊まったのだが、元々はアプト式井川線の終点の井川にある宿を予約しようと思っていたが、上記の逡巡のため、直前まで予約を渋っていたら井川にある宿が埋まってしまって、あぁ、じゃぁ、そのへんでどっかないの?とあわてて探して、泊まれたのが寸又峡温泉の翠紅苑だったわけですが。とてもいい宿だったことは先日語ったところである。

 そんな行き当たりばったりで旅をしていると、復習してみて、あれ?そうだったんだ。ここ見落とした。あれ買えば良かったみたいな宿題が残ったりすることがままある。

 今回の旅でも、寸又峡温泉に泊まった話を語ったら、読者さんから次の事件を教わった。
 金嬉老事件 - Wikipedia

寸又峡温泉で1968年に起こった88時間に及ぶ立てこもり事件で、え?と思ってしまった。日本発の劇場型事件と言われるらしいし、浅間山荘事件で立てこもりで抜かれるまで最長の立てこもり時間だったらしい。

東京新聞:金嬉老事件「過去じゃない」 立てこもりから50年 朝鮮ルーツの学生は:社会(TOKYO Web) http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201802/CK2018022002000254.html

 この記事は、今年の2月の記事だが、それこそ、泊まった旅館が警察・報道機関の宿舎になったとのことだから、とてもびっくりした次第。
 まぁ、正直、この事件は後から知ってよかったかも。でないと色眼鏡で見てしまうとせっかくの風情も微妙なことになったかもしれないから。でも、かような事件の現場だったのかと思うに復習するのはきょうみぶかいところではある。

 まぁ、こうやって、復習するのも行き当たりばったり旅の醍醐味と言えば醍醐味かな。
 そんな風に思っている。
 学生時代、勉強をしていて、復習するんだよとか宿題が出たりするとイヤだったものだが、行き当たりばったり旅の復習や宿題は悪くない。

 復習して反芻する楽しみもあるし、宿題があるとまた行こうというモチベーションになるから。

 そう言えば、昨年は新潟にも何度も行っているのは、宿題として、あ、あれ買っていなかったとかあった部分はあるんだよね。あと、あのへん行っていなかったとかね。そうやって、新潟県内もかなりつぶしたんだけどね。

 これについては、基本のキッチンばさみって買おうかなぁと思って買っていなかったんですよね。でも、燕三条のものでこっちでは売っていなかったので、再度新潟に行ったときに三条で買ったわけですが、こういう宿題をこなしていくのは結構楽しい。また、栃尾あぶらげも前回売り切れで買えなかったので、再度チャレンジしてゲットしたものだったりします。これもうれしかった。

 だから、行き当たりばったり旅の復習や宿題は必ずしも悪くないよという次第で。