今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

旅先での勉強は有意義だ

 2018年10月7日の日記です
 なんか、まぁ、茨城県北茨城市に来たのは、私にとっては、快適そうな広々とした釣り場があるということが多かったのだが、妻と一緒に来ていて、地元の海でいるような、ずーっとあたりが来るまで待機しているなんてつまらないので、観光はするんだよね。妻に悪いしね。

 最近は、観光はなんかの史料館とか博物館とかに行くことが多い。
 学校の勉強のようにやらされる勉強とは違い、自発的に行く勉強は結構興味深い。その土地を知ろうと思ったら、そういう所で勉強すると早い。

 今回は、大津の町や北茨城市を勉強したら、色々分かった。

 岡倉天心という明治期の美術評論家が、このあたりの五浦という地で日本美術を求道していたとか、童謡作家の野口雨情の生誕の地があったりするのも訪れて興味深かった。どちらも名前は聞いたことがあると言う程度だったのだが、勉強するとよく分かってきて面白い。野口雨情は、神奈川県在住の私としては地元になるが、横浜では知らぬ人がいない童謡「赤い靴」の作者だったりするのだから、縁も感じた。
 こういうのは行ってみて、見てみないと実感として湧かないので、旅する意味があるんじゃないかな。

 特に・・
北茨城市漁業歴史資料館『よう・そろー』 http://www.yo-soro.org/
 で学んだことが有意義だった。底引き網漁が盛んだとかそういう話はもちろん興味深かったのだが、震災の話がとても有意義だった。
 報道にもなっていたのを思いだしたのだが、東日本大震災の後、天皇北茨城市の大津を訪れていた。あぁ、同じ名前だなと思ったのだが、この漁業史料館では、震災のことをとても真剣に展示していた。
 実際、この史料館自身も大きな被害を受けたそうだし、町を散策していても、震災の津波の被害が如実に見受けられた。復興はまだまだ続いていた。

 そう、この史料館は釣りに来た港にあるのだが、そのきれいな港だって、一回津波で流れたので、新たな岸壁を作ったのでかように快適なきれいな岸壁だったのだ。

 身をもって震災を再認識できた。東日本に住んでいる者として、被災者でもあるので、思い出したくない部分はなきにしもあらずだが、覚え続けることはやはり重要だと思うので、有意義だったと思う。

 かように、釣りだけではなく、勉強もしてみていて、妻などは勉強できてよかったと言っている。僕もそう思う。なにかな、自分から求めてする勉強っていいよね。