今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

時間があったからとて片付けられないものは片付けられないだろう

 まぁ、コロナ禍で自粛生活が遷延しているわけであるが、正直、テレビをかければコロナコロナと言っているし、患者数が増えたとか、気が滅入る話しばかりでそういう情報に接する時間をなるべく短くするように努めている。でないと保たない。

 ただ、あれだけ小池百合子都知事が出てくると、いやでも目に入ってくる。

 定例記者会見を見ていたら、まぁ、東京都はステイホーム週間としてゴールデンウィークを位置づけて提唱していて、家にいるのが楽しくなるような動画を出したりしているとのこと。片付け提唱家で高名な こんまり 氏の動画を今日出すとのこと。

 まぁ、妻が こんまり 氏は好きだし、著書も持っていたりするので、私も読んだりしていたが、まぁ、さほど家は片付いていないよね。

 東京都が出している動画はこちら。 

tokyodouga.jp

 なるほど、まぁ、ステイホーム週間で家にいても時間があるので、片付けをしましょう。これは合理的な考え方かも知れない。

 しかしね、人間は不合理な生き物である。

 

 心理学で心理的リアクタンス理論というものがある。まぁ、試験前には掃除がしたくなりませんか?みたいにして説明されることがある理論である。試験というしなければならないがとてもしたくない強大な強制が働くと、リアクタンスが起こって、関係ない掃除をしてしまうみたいな心理機制のことを指す。

 

 自粛しろ、時間が合って家にいるなら掃除しろ、そんな強制に、心理的リアクタンスが働かないことがあろうか。いや、それはあまりなかろう。まぁ、遊び歩くことはしなくても、なかなか有意義に片付けをしてはと言われても進まぬかも知れない。そんな風に思う次第。

 

 今日もちょいちょい片付けはしたものの、そこまで進まず。心理的リアクタンスが働いているんだろうなと思いつつ、無理しない範囲で自粛生活を営んだ次第。