さて、コロナ禍で酒の席がなくなり聞かれることもなくなったが、何のお酒が好きか問われればウイスキーと答えるはずだ。
最近でこそ、ハイボール人気と共に、ジャパニーズウイスキーが人気が出すぎて入手困難になったりしているが、その前からウイスキーのお酒の専攻科目にしているから。
モルトとグレーンの違いは分かるし、それらをバッティングさせてブレンドしたブレンデッドの概念も分かるし、シングルカスクの意味も分かる。ウイスキーの蒸留方法も分かるわけで。
どうして、そこまで知っているかというと、日本の主要な4蒸留所を何度も行ったことがあるから。毎回そういう蒸留所で勉強していたりすると、門前の小僧習わぬ経を読むということになるわけだ。
ニッカの、北海道は余市の蒸留所、マッサンが開いたところだが、ここは2回行った。同じくニッカの宮城峡蒸留所。これは東北は宮城県仙台市にあるね。
北海道や仙台に住んでいたことがあるから行きやすかったということもあろうか。
あとは、サントリーの白州蒸留所。山梨県だよね。南アルプスの天然水ってサントリーのミネラルウォーターがあるけど、その水が出るところだよね。ここは知人が近くに住んでいたことがあり、連れて行ってもらったことがある。
あとは、有名なサントリーの山崎蒸留所。京都府だよね。ここは一回しか行ったことがないのだけれども・・・本当にすごいところだった。
その時の模様はこちらを参照されたい。
その時に40年超もののミズナラ樽原酒を飲んでいたく感激した思い出がある。
2004年にはウイスキー好きって語っているから、なかなか長いよね。
2,000円払ってテイスティングツアーを予約して参加して飲めたのだが、これは安いくらいだとおっしゃっていた講師の方の言葉よく分かった次第。
さて、ミズナラとは何か・・・
こちらに詳しい。戦時中、ウイスキーの醸造に必要なオーク樽等が輸入できなくなったところで、日本に多く自生するミズナラの木を樽に使ったが、それがウイスキー醸造に適していて、今やジャパニーズオークト言われるほどの樽材になったという話。
テイスティングツアーのレクチャーの際に聞いていたかもしれないが、再度そういう話を見ると趣深い。
とまれ、40年超のミズナラ樽の思い出が強すぎて、ミズナラ樽のウイスキーを探していて・・・
かように語っていたのが2年ほど前。シーバスリーガルのミズナラ樽12年ものを見つけていたのだ。それを語っていたら・・・20年来の知人が・・・
シーバスリーガルのミズナラ樽12年ものを持ってわが家に遊びに来てくれたのだ。
いやいや、えらく美味しかった。
ここまでえらくウイスキーを語っているから、さぞお酒を飲むのでしょうと思われたかも知れぬが、実はそこまで飲まない。一本それを飲みきるまで、下手すると数年家にあったりするから、数多くストックする場所もないので、よほど厳選して購入する。
最近うまいウイスキーが飲みたいなと思ったので、思い切って買ってみました。
シーバスリーガルのミズナラ樽12年もののハーフボトル。通常の半分の350ml。これくらいが私にはちょうど良い。
シーバスリーガルは、スコッチ・・・すなわちスコットランドのウイスキーじゃないですか。ニッカの創始者、マッサンこと竹鶴政孝がスコットランドで学んで余市に持ち込んだウイスキー。戦時中のオーク樽不足で、代用材として使われたミズナラの樽を使ってスコッチを作ってくれた。これがうまくないわけないですよね。
一杯ロックでやりましたが・・・うまいですなぁ。私のウイスキーという専攻科目の中でも、ジャパニーズウイスキーが専門なのですが、最近では手に入りませんからね・・・いつか、また、白州とか山崎とか竹鶴とか飲めることを夢見ながら、このシーバスリーガルミズナラ12年ものをちびちびやりながら待つとしますか。週一回飲酒の私のペースでいくと、このハーフボトルでさえ飲みきるのにかなり時間がかかるから。