今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

ストレスが不可避であれば雪下にんじんのように甘くなりたい

 今日は非常に寒い。寒い寒い、ステイホームだしと家に籠もりきりだと、なんというのかな、澱んでくる。心身ともに澱むというのはいかがかなと外に出たりしたが、まぁ、寒い。

 寒い寒いと思っていたら、ふと、以前、新潟の津南町に行った事を思いだした。

 その時は夏だったので、ヒマワリ畑の広大なヒマワリ見たりしていたのだが(これはこれですごい、生涯一度じゃないかな、ここまで広大なヒマワリ畑を見るのはと思ったくらい)、そこで知ったのが雪下にんじんという人参。

 それを絞ったジュースを飲んだのだが、甘くて美味しい。

 今だとすごい雪なんだろうな、それがよく分かるような山深いところなんだよね、津南町。あのあたりはどこも雪深いだろう。

 だから、冬になるとずーっと雪なんだろうね、その雪の下で冬を越す人参が甘く美味しくなるので、それが雪下にんじんというものとのこと。

 なるほど、ジュースも甘くて美味しい。

 

 雪の下で生き抜くって人参にとってはとてもストレスなんだよね。そのストレスゆえに甘くなる。なんか人参にとっては酷な話ではあるが。

 

 働いていてストレスがない人なんていないだろう。私も二十数年間働き続けているが、ストレスがない時なんてないよね。中年になって、負け組確定の浮かばれない中年になるに至って働いている間がストレス以外何者でもなかろう。

 それは仕方ない。でも、雪下にんじんのようにストレスが甘みになるように生き抜きたいものだ。

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