今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

たらい舟に生まれて初めて乗る

 今回の佐渡の旅の二日目では、たらい舟体験というものをやってみた。
 佐渡の南端である小木の港の湾内をたらい舟に乗ってゆらゆら7分間ほどというもの。
 もちろん漕ぎ手の女性も一人付いてくれるので安心である。漕ぎ手含めて4人まで乗れるらしい。

tarai1.jpg こんな感じなのがたらい舟体験

 まぁ、わたし的にはさほど期待していない部分もあったが、妻と二人で乗るとなかなかに楽しい体験であることがわかった。
 もともと、ボートに乗るのは大好き。この前だって、東京は目黒区の碑文谷公園に妻とボートに乗りに行ったくらいだから。特殊な形のボート体験と思えばなかなかである。
 そして、途中でやってみますか?と漕がせてくれるのでなかなかに面白かったわけで。 
 妻も私も漕いでみたが、そもそも初めてでうまく漕げるはずもないという思いの元、力まずやったので、楽しめた。

tarai2.jpg 漕いでいる私

 要するに、実体験を通して、カップル以上で乗るのが楽しいという種類のアトラクションだと言いたいわけだが、カップルであってもありがちな感じでいいところ見せようと気張ると、難しいものだよとあわせて言いたく思ったわけで。

 意外に妻がわくわくと乗っていたので、私も楽しめたもの。漕いでもなかなか前には進まなかったけど、それなりには動いたしね。

 たらい舟はもともと女性でも大きな力を必要とせずに漕げるもので、漁などができたため、海がおだやかな佐渡の小木周辺で発達したものらしい。昔は嫁入り道具のひとつだったとのこと。まぁ、女性も重要な労働力だったということだろうか。

 ゆらゆらと7分間・・なかなかよい体験であった。

 小木という土地は、直江津からのフェリーが発着する場所。直江津から来れば、すぐに体験で着ようが・・・佐渡に渡る人は、新潟から両津に渡る人が多いと思われる。わざわざ、たらい舟体験を入れるコストパフォーマンスを考えると・・・価値観によるという部分もあるが、観光バスコースの選択の際に・・・選んでも悪くはないかもという感じである。

 ただ、乗る時は気をつけた方がよいことがある。降りる時、船が揺れてすねをぶつけることが多いようだ。私もぶつけたし・・・妻に聞いたら注意されたけどそのときは既にぶつけた後だったとのこと。気をつけようね♪