今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

家事レベル


 妻の容態が、今日は特に良くない。どうも気持ち悪いらしい。食も細くなってしまっているのが心配だ。


 こんな時にしてあげられることはあまりないのだが・・・少なくとも家事はやっていこうと思っている。


 家事全般は私がやるのだが、妻も少しでも元気になると洗濯機を回したりしている。


 独り暮らしの時は・・・結構いい加減にやっていた。それでも独身一人男性の中ではやっていた方のようだが・・・


 例えば、洗濯物は一週間ためてまとめてやったり・・汗みずくのシャツがその間にカビたり。学生時代なんかはひどくて、洗い物を洗い桶の中で何週間か放置して、洗い桶がどうしようもないカビにおかされてみたり。風呂場がカビるのは日常茶飯事。


 そんな経験を通して、それなりに、健康で文化的な生活を単独で営めるくらいには成長したものの・・・なかなか妻の家事レベルまでは追いついていない。


 それが、今のように家事全般をやってみると、妻の家事レベルの高さがよく分かる。とてもそこまでいけない。


 ごめんよ・・・今まで苦労をかけていたね。それに気づかなかったね。そう、非常に高いレベルの生活を維持出来ていたのだ・・・私の意識しないうちに。


 今を乗り切って、何とか良くなってほしい。


 とりあえず、明日は午前中お休みをもらって、妻を病院に連れて行こう。できるのはそれくらいだ。