今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「嵐の中で輝いて」を見た 〜ラブロマンスの中に戦争のむなしさを織り込んだ秀作〜


嵐の中で輝いて(1992) - goo映画 を見た。


無料の動画配信サイトで配信されていた映画であるので、正直、あまり期待していなかったわけだが、意想外に面白く感動したのでここで語ろうという感じになった映画。


 最近は、映画ネタをここで語ることが少なくなったが、まぁ、結婚してから自分一人の時間が少なくなったことから、確かに映画視聴時間は減ってきたが、見ていないというわけでもないのだ。このようにネットでの動画配信などで家で気軽に映画を見られる時代になったゆえでそれなりに数は見ているわけだ。週末などは、外に出かけるとお金がかかるので、家で映画でも見ていた方が安上がりという貧乏事情もあって・・・。それなりに映画は見ているんだろうね・・・映画館には行かなくなったが。


 嵐の中で輝いて(1992) - goo映画は非常に面白い映画だったのだ。


 第二次大戦当時のアメリカにて自らナチスドイツへのスパイを買って出た女性の活躍を描く物語であるが、そこにラブロマンスも絡めているわけで。


 初めは、ラブロマンスなんだか、スパイものなんだかよくわからない展開であったがていくうちに、盛り上がってきて、ラストはかなりよきものに感じられた。

 戦争の歴史、その悲しい歴史を、恋愛ものテイストに含めて、訴えているわけで、その意味で、主張を前面に出さず、オブラートに包みながらも、しっかり訴えている。その意味で秀逸な作品と思えた一作。


 なかなかおすすめかもしれない。


(以下ネタばれ) 


 スパイ映画はborder(国境・境界)の描き方がなかなか印象的なものが多い。私はborderが好きなのだ(2003/05/13(Tue) 一語りを参照)。この映画でもラストシーンで非常に印象深いシーンとしてborderを描いていた。その意味でもわたし的には非常に感動した映画。最後に主人公が生き残っていたのも感動であったし、二人一緒になれてよかったねぇと思えたわけで。現代からの回顧としてのラストシーンの持っていき方は秀逸。