今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

たった一回しかない人生、修正なんかなかなか効かないんだ


 ほら、ゲームなんかしていてもさ・・・ファミコンでもいいんだけど、なんかうまくいかなくなって、リセットボタンを押してやり直しちゃうことってよくあることだと思うんだ。


 人生ってたった一回しかないし、現実の人生はリセットボタンがないから、やり直しがきかない。


 だから、どこかで路線を間違えると思うようにいかなくなるし、思うように修正が効かない。ゲームでだって、いい結果を出そうと最善の努力をしたって、どうにも手詰まりでリセットしたくなる。


 努力でなんとかなるんなら修正もできようが、それが簡単にできないから、やけになってしまうことだってある。


 例えば、今流行の勝間氏のようにすべての人生の結果を自分の努力に原因帰属し、がんばろうがんばろうって・・・苦しくない?


 人生の路線をいったん間違えてしまえば、そして、それは人間だから絶対あるし、間違えるもなにも世間がよいとしている価値観に沿った正しさを絶対としているのだから、そうでない価値観を持てばそれが間違いでないかもしれないにもかかわらず、お金を持つのが善、結婚するのが善、その上で子どもを持つのが善、社会的に偉くなるのが善、出世するのが善みたいに硬直化するから苦しくなる。


 ゲームやっていたって、ほとんどが手詰まり、たまにうまくいく。それが、人生でだってあるんだから、あまり努力努力言わない方がいいと思うんだ。


 最大限の努力をして、それでうまくいけばいいし、いかなくても価値観の転換をしてぼやーっと暮らしていけばいい。努力努力言われると、ぼやーっとできなくて苦しいからさ。


 たった一回しかない人生、修正なんかなかなか効かないんだ。だったら、言い訳といわれたっていい、価値観を転換してやけにならずにぼやーっとやっていけばいいんだよね。