今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

「ずっと彼女がいないあなたへ」を読んでいる

「ずっと彼女がいないあなたへ」(諸富祥彦、WAVE出版)を読んでいる。

書名の軽薄さからは、浮ついたハウツー本を想像するが、そんなことはないのだ。
そもそも、この著者は千葉大教育学部助教授であり、心理学者。この著者のほかの著書を読んでいたので、この本を買ってみたのだ。

なかなか興味深い記述が多いし、心理学的なバックボーンがあるだけに、説得力があるところもある。・・・ただ、ひとつ気になる点がある。
もてない男」という観点から書かれているから仕方ないといえば仕方ないが、女性がどう思うか、どう評価するかという観点からここを改善すべしという提言になっているところだ。

女性ってそんなに100%の存在でもないだろうし、同じ人間だから長所もあれば短所もあるはずなのに・・・という違和感。

まぁ、現在の日本社会恋愛市場は、圧倒的に女性にとっての買い手市場であるから、かくなる記述になるのも仕方ないのだろうが・・・・。

恋愛市場においての男女同権の日は来るのだろうか・・・いや、来ないんだろうな。