今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

初めてバーに独りで入る

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 あのさ、僕はウイスキー好きだって、今までもガンガン語ってきたよね。実際、日本のウイスキー蒸留所が4つしかない中、3つは回ってきたし(余市、宮城野、白州)ね。それくらいウイスキー好きなわけだが、実は、ショットバーに独りで入ったことはなかった。

 じゃぁ、なんで、そんなにウイスキー詳しいんだという問いが出よう。それは、僕より酒好きの友人がいて、アイリッシュパブなり、たまにはバーなりに一緒に行ってくれているからだ。その友人はどちらかといえば、同じ蒸留酒の中では、焼酎好きなので、ウイスキーのためにバーに行くのは主に僕の趣向を立ててくれているわけでとても感謝である。

 でも、今日は、週も終わり・・・今週はハードだったから、なにか一杯やりたい気分であったわけだし、
最寄り駅近くのとっても気になるバーが目に入ったわけで・・・。いつかは入ってみようと思いながらも、入れていなかったバー。

 でも、行きつけのバーを持って、帰りにグラスを傾けるなんてとっても生かしてない?僕はもう三十路も越えてそういう大人な遊びも覚えていいんじゃないかと・・・

 ふらふらっと入ってしまいました。

 まだ午後の7時半頃、店にはお客はおらず、僕が最初のお客さんということらしい。

 ウイスキーカティーサークをロックで頼み(カティーサークってよくわからないんだけど、500円という手頃なお値段であったしね。ちなみに、カティーサークって帆船の名前だよね、多分、スコッチ)
 初めて入ったので、バーテンさんと小粋なトークかますという技もなかったので、つまみのチーズと生ハムのサラダ風を頼んで、古本屋で買ったマンガ雑誌「モーニング」を持っていたので読み始める。

 意外に集中して読めるものだね。

 おつまみも来たので、もう一杯飲もうかと・・・今度はアイリッシュウイスキーにすることに。
 アイリッシュパブでは飲んだことがあるのだが、普通の居酒屋とかには置いてないのがアイリッシュウイスキー

 ブッシュミルズというのを頼んでみたのだが・・・そこで初めて、バーテンさんが口を開く。

 「お客さん、ウイスキーお好きですか?」

 そりゃそうだよね、入ってきたとたん、ウイスキーをロックで頼むお客なんてそういるもんじゃない。

 「ええ」

 「ブッシュミルズアイリッシュの中でも特徴的な部類・・・ジェイムソンの方がよろしいのでは?」

 「ジェイムソンは飲んだことがあるはずなので、ブッシュミルズでお願いします」

 なんかいっぱしのウイスキー通っぽい会話が成立してしまった。ドキドキ(^-^)

 実際ジェイムソンはアイリッシュ・パブで飲んだことがあるんだよね。

 バーテンさん、気を利かせて、ジェイムソンもちょこっとしたショットグラスに入れて試飲させてくれた。両方飲んでみてよってことで。

 とってもうれしかったね(^-^)ラッキー。

 まぁ、そこでひとしきりアイリッシュウイスキーに関して、談義をして、要するにアイリッシュはバーボンとかに比べてあまり特徴がないという特徴があるということを聞いたりして・・・ふむふむと・・・。

 そして、また、ゆっくりマンガを読みつつ、ウイスキーを味わい、小一時間いた後、辞す。

 1,500円也。

 初めての独りバー体験はなかなか面白かったし、バーテンさんとのトークも意外にできるもんなんだなってわかったし・・・また、行ってみようと思ったけどね♪