今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「下妻物語」を見た

 すっごいくだらなそうに思えたこの映画。でも、ロードショーされた時から注目していたわけで・・・映画館のポスターはやけに気になっていたわけだ。
 近頃、レンタルが開始されたわけだが、なかなか借りれなかったんだよね・・人気が高いらしい、いつも貸し出し中。今日ようやっと借りれた次第。

 とても面白かった。単純にくだらなくおかしいというわけではない。

 一人で生きていく厳しさ、群れずに個を確立していく難しさ、それでも貫くすばらしさ、そんなことを訴えかけてきた映画だった。ゴスロリにヤンキーという個の表現を通して。

 この一語りとかで、流されず個を確立するには?というテーマについては常々考えてきた私であるので、そのメッセージにはかなり共感できた、このギャグコメディー映画と思っていた映画でそういう人生論を考えさせられるとは意外ではあったが、その意味でとってもいい映画じゃんと思わせてもらった。

 単純に楽しむこともできるし、いろいろ考えさせられる映画でもある。単純に楽しむことのみの興味(というかゴスロリってなに?っていう興味(^-^))で見た割に、とってもよかった(^-^)

 「自分捨てなきゃ大人になれないんだったら自分はガキのまんまでいいっすよ」
 「こいつはよ、桃子はいっつも一人で立っているんだよ、自分で決めたルールだけを信じてよ」

 主人公の叫びがとても力強く感じた。