今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

「ごくせん」と「水戸黄門」に見るご都合主義

 毎週見ているドラマ・・・実は「ごくせん」しかないのだが、土曜日の夜。
 昨日のは、録画しておいて今日見てみた。

 なかなかに面白い。
 多分、現実にはあり得ないけれども、なんというか、若者の仲間愛、教師と生徒間の結びつき、親子の情。普通なら、もっともっとこんがらがって多分一生ほどけない絡まりに発展することも多いことを、多分みんな知っている。

 でも、このドラマではその絡まりをさっと主人公ことヤンクミが解消してみせる。それは、ある意味、水戸黄門の印籠に匹敵する爽快さだ。

 要するに現実はそんな風にはすっきり行かないからこそ爽快感が得られる印籠効果であり、ご都合主義の極致とも言える。

 でも、悪くない・・・ここではそのご都合主義を批判したいとは思わないのだ、そういう爽快感はドラマでこそ必要だろう。