今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

共倒れの危機か・・・

 愛する彼女と一緒に暮らしている今はもちろんとても幸せの最頂期なのだが、ちょっと苦しい。
 というのも、時間差があるからだ。僕の方がまっとうな時間に終わる、世間並みの勤務時間。それに比して彼女は夜遅くまでの仕事。この時間差を埋めるために一緒に暮らすことを強く指向したのだが・・・

 家に帰り、ご飯をつくって洗濯物を取り込んで畳んで、テレビを見ていてもまだ帰ってこない・・・これが毎日。
 だから、僕の方も・・・忙しいとは言え、無為に待っているのももったいない気もして、運動などしてみる・・・それが昨日走ったりしたことにつながったり、水泳を続けていられる所以なのだ。

 そして、ようやっと帰ってきた彼女と、一緒に食事をすることもあるが、それではやはり消化に悪い・・・ということで、僕だけ先に食べて彼女に食べてもらっている間は水でも飲んでという流れだったりもする。それが、22時台くらいであったりもする。
 一緒に話すこともあったりすると、就寝時刻はその日を超えることもままある。
 そうなると、寝不足であったりもするのだ。

 このへんは「たま」であれば、なんとかなるのだが、それが「常時」「日常」であると・・・なかなかに苦しくなってくる。
 彼女と本格的に暮らし初めて2ヶ月足らず・・・やはり・・・ボディーブローのように効いてきた。
 そして、彼女は彼女で、まっとうな時間で出勤する僕のために眠い目をこすりながら起きてくる。夜遅い分出勤もやや遅めなのだ。

 そのへんを常時やっていっていると・・・むぅ。これはなかなかに単に二人の努力だけでは難しいものである。身体がついていかないのである。

 では主たる生計者はと言えば、僕ということになるのである・・・まぁ、まっとうな時間で勤めてそれなりのサラリーをいただけるのだから、僕の方は意外についている仕事なんだろう。

 全く違う環境の二人が一緒になる時・・・1+1=2のように簡単な和にはならないんだろう。どっちかが捨てるものが出てくるかもしれないし、どうしても1+1=2にしようとしたら、捨てるものは健康なのかもしれない・・・

 それは困るよね・・・と最近はそのことばかり彼女とお互い話し合っている。僕も今の仕事をへこたれずにつづける肝を定めなければいけない時期であり、彼女も彼女の仕事を捨ててもらう時期かもしれない・・・

 僕は実はさほどそのへんは 1+1=2になるのではないかと理論上の計算でシンプルに考えていたのだが・・・結婚生活という実際はそうではない・・・それはよくわかった。