今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

今日の「相棒」はとてもよかった♪

 私と妻の二人の平日の楽しみといえば・・・一緒にテレビ鑑賞というつつましやかなものなのだが、中でも、水曜夜9時からテレビ朝日系で放映される「相棒」はとってもお気に入りだ。
 今放映されているものはシーズン?なのだが・・・

 相棒 Season IV(テレビ朝日公式サイト)

 実は、私と妻がつきあい始めの頃の思い出があるのだ。
 まぁ、恋人関係になったり、その前段階の時期にはお互いの共通点を探し合ったりして、共通項があったりすると、それはそれで盛り上がったりするものだ。
 例えば・・・「えーっ宮城出身なんだぁ、僕もなんだぁ、どこだべさ??」とかの地縁での共通項というのもポピュラーだろうし、「へー、テニスやってたんだぁ、僕もねー、高校時代テニス部のキャプテンだったんだ」という趣味での共通項もありだろう。

 私と妻はその頃、お互いの好きな番組を言い合っていたら、そう、この「相棒」が出てきたわけだ。二人とも大好きで見ていたという共通項。どっちかが、さほど見ていないのに口裏を合わせていたわけではない、二人とも「相棒」ファン。
 ということから、私たちの恋愛のよきスパイスになってくれた想い出の番組でもある。

 ということで、夫婦二人仲良く、水曜日の「相棒」を見ているわけである。

 水曜日というとウィークデイのちょうど中間。非常に疲れも溜まってくる時期でもあるわけで、朝、仕事に行くのがつらいなぁとぼやいていると妻が「ほら、今日は『相棒』の日なんだから、がんばって♪」と送り出してくれるし、また、「今日は『相棒』だから早く帰ってきてね♪」という感じで、わが家の日常にナチュラルに「相棒」は組み込まれているのである(^-^)

 そんな私たち夫婦の大きな期待がかけられている「相棒」があまり面白くなかったりすると、二人で大ブーイングだったりする。「今回のはちょっとねぇ」「そうねぇ」という会話が成立したりしている。
 そう、二人とも、かなり真剣勝負で「相棒」を見続けてきているわけだから、それなりのクォリティを毎回求めてしまうのだ。
 その厳しい目にかなりの高確率で応えてきているのだから、すごい番組だと思うし、だからこそファンを続けているのだから。

 今日のSeason?第19話はすごくよかったのだ。
 公式サイトのあらすじ

 ここからは少ネタばれであるので・・・もし再放送を見る方はこの先は読まれない方がよい。
 

 
 

 犯人であるヒロインは、最後の最後、出国ゲートの手前で捕まる。
 出国ゲートを出るとそこは国内法の届かない世界。そう、外国でもないけど国内でもないという治外法権の世界である。
 私は海外旅行をするたびにそのへんを感じるんだ・・・そう、みなさんも海外に行く際には当たり前のように通る道であるが・・きらびやかな免税店等を前にしつつ、あぁ、僕は今、国内法の外にいるんだなぁとか感じてみたりするのだ。

 そのへんの思いは、以前マレーシアに行った際の一語り・・・
 2004/9/24の一語り
 に出ているので参照して欲しい。

 その観点からも、出国ゲートを前に捕まる緊迫感もいいし・・・そして人生「ついていない」と思いこんでいるヒロインが・・・最後の最後に殺人犯にならず傷害罪で済み、夫の復讐も遂げられそうだという・・・そう、言ってみればオー・ヘンリー的結末が待っているわけで・・・

 これは、いいじゃないかと。

 妻と一緒に・・・今日はよかったねぇと言い合いながら、幸せに浸っていた。

 今日はよかったなぁ♪