今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」を見た


 まぁ、昨日はホッピーと赤玉スイートワインにウイスキー原酒でいい感じに酔っぱらいながら、見かけていた映画を見た。


 先日テレビで放映されていたものを録っていたのだが


 「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」(- goo 映画)である。


 なかなか面白かったんじゃないかな。うん、意外に面白かった。


 そう、私は以前は広末涼子さんファンでもあったし・・・まぁ、最近はいろいろあって以前ほどの人気はないにしろ、それなりにこうやって主演を張るというのはすごいなぁと思うところ。


 ストーリーとしては、まぁ、タイトルにもなっているように、タイムマシンもの。SF映画では使い古されたネタと言えよう。


 まぁ、コメディ要素が入っているのだが、コメディ的タイムマシンものの映画と言えば、かの名画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が思い浮かぶところだが、この映画はストーリーのロジック的にはそれとまったく変わることがないのだ。換骨奪胎と言ってさしつかえないところだろう。 


(以下ネタばれあり)


 今の自分の境遇が冴えなくて、過去に帰っていろいろ働きかけをすることにより現在から未来の境遇を変えるというプロット、そしてそこに巻き起こる騒動をコメディー調に仕立て上げたのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」がパイオニアなのだろうが、そのプロットはまったくそのままである。


 そう、冴えない境遇の主人公が過去に戻り、未来を変えるわけだが、そこにバブルの崩壊を持ってきたのがなかなか日本的でよろしい。


 バブル崩壊というのはアメリカでは経験し得なかったものであり、日本特有のものであるからこそ、プロットは借用しても、中身が日本特有でありところにオリジナリティがあってよい。


 それがこの映画の最大の良い点であろう。


 ただ、ちょっとストーリー的には無理が目立つ点もある。タイムパラドックスの話題や、果たして当時の日本が確かにバブルではあったもののあんなにめちゃくちゃであったかというと、そのバブルでも生きてきていた30代半ばの私から見ても、ややオーバーアクション気味な気もするが、そこは映画というフィクションであるところで許せる範囲であるような気もする。


 私のような年代のものにとってその過剰表現を超える懐かしさ、ノスタルジーのあまり許せちゃう部分もある。


 まぁ、気軽に楽しめる映画であり、30代の方なら、懐かしさを呼び起こさせられる映画であろう。


 まぁ面白い、30代なら一回見てみても良いのではないかとちょっとオススメな感じの映画かな。


 今の世の中、なんだか世知辛い。不況感ばかり先に立つ中、一服の清涼剤にはなるんじゃないかな。