土曜日の夜は、プライベートライフにいそしめばいそしむほど、その心地よい疲れにつつまれながらも明日も休みなのだという解放感に触れられる一週間のうちでもっともやすらげる時である。
そんな土曜日の深夜枠のドラマに、不思議な魅力を持ったドラマがある。
うん、不思議だ。
初めから見ていたわけではないのだけれど、なんかこの時間テレビをかけていると・・・引き込まれてしまう魅力があって・・・
せつない・・・とてもせつない。結局は死に至るわけだから。
人生のロスタイムなんて不謹慎な・・・そういう思いも一般的にはあるだろう。
しかし・・・人生をかけたロスタイム・・・せつなさは名画に通じるファクターでもある。
「あり」なストーリーロジックと思う。
人の人生の縮図と思えば、人の人生は悲しくも切ないということ。それを見事に描ききっているドラマなんじゃないかな。