今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

箱根八里の天下の険を越えて


通常であれば、箱根湯本からは登山鉄道で強羅に登りそこからケーブルカー、そしてロープウェイで大湧谷を経て湖尻に行き芦ノ湖を見て遊覧船に乗るなりが横道であろうがその道が閉ざされた以上どうしようか思案のしどころ。

 あきらめかけるも、そう言えば裏道で行けないかと妻と二人で思いつく。

 そう、江戸時代からの箱根旧道沿いにも路線バスが走っているだろうとそちらに向かう。


 箱根町役場の横を通って湯本郵便局のバス停で待っていると元箱根行きの路線バスに乗り込むことができた。


 昔の人はその健脚で越えたであろう箱根八里の坂道を路線バスでトコトコと。いやいや、すごく険しかった。うねうね道でちょっと酔ったが、無事に芦ノ湖を見ることができた。

 必要は発明の母、ここまで来て引き返すのもくやしいという二人の意志がここまで来れた所以か。


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 ここにきた時点ですでに15時、結構かかった。