今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

新潟県村上地方を旅した昨日

 昨日は、新幹線に乗り新潟まで。そこから、在来線特急 いなほ で海岸線を秋田方面へ小一時間北上。村上駅で降りた。
 新潟県の村上地方が今回の旅のメインの目的地。
 村上の海岸沿いの温泉地の瀬波温泉に宿を取っていたのだが。

 私自身はよくは知らないのだが、結構ノープランで着いた割に、降りてから主要観光地を回ると、段々分かってきた。
 村上藩の城下町として栄え、三面川(みおもてがわ)という川に鮭が遡上してくるのが有名で、江戸時代からの主要産業が鮭。
 鮭を軒下などで干す姿が有名で、数週間という浅い干し方だと「塩引き」、年単位の干し方をするのが「酒浸し」というかちんかちんの干し方であるとのこと。 
 テレビで見たことはあったが、城下町の名残を残す町屋という古くからの建物が残っているというのが特長。

 午後に着いてから、散策をし始めたのが、そのへんがばっちり分かったのがよかった。

 地方都市の小さなところは混雑しておらず、人もやさしく、さっと回れるのがいい。

 村上というところがとても好きになってしまった。


 町屋スタイルの代表的な建物として、旅行案内等でも紹介される味匠喜っ川  さん。とても親切に中を案内してくれました。鮭の加工品を中心に扱っているお店です。町屋造りの代表的建物のようです。道に面している面積をもとに課税されていた時代の名残により間口は狭く、中が長いという町屋造りの所以だそうです。


 中にはこのような鮭が1,000匹以上も干されています。
 かなりこわい顔をしていますが、すべてオス。しかも川を遡上し始めたオスを干すそうです。オスはメスよりも多いので、メスの争奪戦を繰り広げるためにかなりシビアな争いをせざるを得ず、かように顔つきが厳しくなるのだとのこと。2〜3日でこのように厳しい顔になってくるそうで、牙のような鋭い刃を出してくるようです。1日経つごとに顔つきが変わってくるとのことです。