今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「ジュラシック・ワールド」と安全保障関連法案成立と平和への脅威

映画「ジュラシック・ワールド: 作品情報 - 映画.comを先日見たんだ。

相も変わらず、恐竜を制御しようとして制御できずにパニックになるというストーリーだが、それなりに面白く見られた。なんか犠牲者として人的被害が出まくっているのが少しいやと言えばいやだが、まぁ、含めてジュラシックパーク的世界観なのだと思う。

 さて、今回のストーリーでは恐竜を兵隊にしようとする軍隊出身者の暴走がストーリーのひとつの大きな転換点となっている。
 ジュラシックパークシリーズの大きなインパクトシーンとして、恐竜という制御できない事象の恐怖の描写がある。また、銃火器等の軍隊的な力で恐竜を抑え込もうとしてできなかったという描写も大きなインパクトシーンだ。

 安全保障関連法案がかなり強引に成立に至ったことが今日の最大のニュースとなっている。
 自衛隊という実質的な軍隊への歯止めが外れる危惧から大いに反対論議があった法案である。
 憲法9条の制約の中という檻の中にあった実質的軍隊が、今回の法案成立で、檻が外れたような恐怖が感じられる。ジュラシックパークで言えば恐竜が暴れ始めるのではないかという恐怖。

 軍隊というものは基本的に制御できないほど圧倒的なパワーを持つ存在であるという点では恐竜に擬してもいいのではないか。

 その意味では、今回の安全保障関連法案の可決はその檻を外したものとして恐怖を持って考えられるんではないかと・・・思うところだ。

 ジュラシック・ワールドを見て、安全保障関連法案の成立を見るに・・・こわいと思った次第。