今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

見かけによらず美味しかった干し魚

 2015年11月6日の日記です。
 旅で行った、日本海が見える新潟県柏崎市のおさかなセンターで仕入れてきた 「げんぎょ」 という干し魚があったのだ。この夏の話である。
 最近の連日の残業で遅くなり、金曜日の今日も遅くなった夕食であったが、妻がこの「げんぎょ」=「幻魚」とも表記する魚をフライパンで炙ってくれた。

 見かけはわるいのだ。あまり美味しそうに見えない。幻の魚と表記すればいいイメージだが、そもそもあまり美味しそうな見かけではないので、げんぎょ は げんげ とも呼ばれるようだが、「下の下」に由来するということもあり、もともと捨てられていた魚らしい。

 私自身はあまりこの魚のことを知らなかったのだが妻が聞いたことがあって関心を持って購入したものである。

 食べてみたら、これがとても美味しい。脂の乗りも見かけによらずあるし、軽く炙って食べるとすごく美味しい。酒のつまみには最高かなというところ。

 見かけによらないおいしさに、意外な感が強かった。富山、新潟の日本海側で採れる魚らしいのでなかなかお目にかかれないが、また、向こうに行った時には購入したくなる味であった。

参考サイト
げんぎょ・げんげ・幻魚
http://japan-web-magazine.com/japanese/food/genge/index.html