栃木県は日光市といっても広いのだが、鬼怒川温泉の先の鬼怒川沿いに龍王峡という峡谷があり、なんかすごかったのである。
鬼怒川は最終的には日本一の大河、利根川に通じる上流部で、鬼怒川温泉あたりだとライン下りが観光名所になる感じの急流だが、
その上流の峡谷の切り立ち具合がなかなかすごい。細い橋がかかっていたのでそこから撮ったのだが、ちょっと高くて落ちそうで怖かった。だって欄干が低いのだから。
そして、虹見の滝という滝があってこんな感じ。
はるか下の本流に向けて支流が滝となって流れ落ちているとのこと。
こういうのを懸谷と称すらしい。
ここの場合鬼怒川本流・・すなわちはるか下の流れのところの岩石が柔らかくて侵食されやすく下の方になっていて、支流のところの岩石は硬くて強いため、高いところに残り、ここで滝となって落ちているという地学的性質で成り立つ滝。
その仕組みが分かってほほぉと感動した次第。
こんな感じで滝の落ち口を上からすぐ上から眺められるのもなかなかない。
高校理科の分類で言えば地学というジャンルだろうが、地学に興味のある人ならこういうのはすごく興味深いんじゃないかな。
動画にもしてみたのでどうぞ。
日光市だと、華厳の滝とかが有名であり、確かにすごく大きいのだが、この龍王峡の虹見の滝もなかなか壮観だし、興味深い場所であったよ。
飛沫を浴びるとかそういう場所でもないから涼しさは華厳の滝とかの方がいいかもしれないけどね。