今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

マウンドの上は孤高だった

 昨日の野球大会では、実は先発投手をやらせてもらえた。
 なんか、とてもいい思い出になった。一応ユニフォームは持っているものの、子どもの頃キャッチボールに熱中したことと、社会人になって野球をやる職場の野球部で半年くらいやったくらいなので・・・たいしたことはない。
 でも、そもそも、高校野球は大好きで毎年甲子園に行ってしまって観戦をしている私としては野球にドリームを持っていることも事実であるし、マウンドに上がるってのは夢でもあったのだから・・そう、とってもよい思い出になった。

 マウンドに上がったのは、高校時代の草野球以来だ。

 最初はなかなかストライクさえ入らない・・・野球なんて何年ぶりマウンドの上は孤高だ・・・それは実体験とした感じられたのだ。
 「スローカーブをもう一球」(角川文庫 、 山際 淳司 (著))というノンフィクションルポを学生の頃読んだことがある。スポーツにまつわる悲哀あるストーリーをつづった読み物であるが、その中に本の題名にもなっている「スローカーブをもう一球」という一編があるのだが、そこにはマウンドの孤高さがよく現れていたものだが・・・そう、マウンド孤高だった。
 ストライクが入らなくても、誰も助けてくれない、でも一定のインターバルの後には投げなければならない、白くなる頭・・・そんな感じか。

 なんとか、3回を投げ切った・・・途中ノックアウトか?と思われつつもなんとか3回もったという感じ。

 疲れたが充実していたし、さっきも言ったが、本当によい思い出になった。

 そして今日は筋肉痛だ。肩が痛くなるのは分かるのだが、太股や足全体が痛い・・・そうか、ピッチャーというものは下半身で踏ん張ることが肝なんだ、だからランニングとか重要なんだ。そんことを、足を引きずりながら気づいた今日。