今日は終戦の日。お休みにはしておらず、仕事であったので平和への意識が、先の長崎原爆投下の日9日ほどではなかったが、終戦だなぁと感じ、平和の尊さを時々に感じる日であった。
やはり、戦争がないという平和は本当に尊い。
戦後生まれの人にとって、戦争という殺しあいがないのは当たり前と思ってしまうかもしれないが、決してそんなことはないだろう。
昨今、竹島や尖閣諸島などの領土問題で、武力行使への意識が先鋭化してきているように思える。
確かに歴史を振り返ってみても、領土問題で戦争になる例は枚挙にいとまがない。
しかしながら、戦争という物理的な殺し合いには本当にこりごりであるということで、日本国憲法の下、武力の不行使という大原則を貫いてきたからこそ、ここ何十年と物理的な殺し合いたる戦争を行わずに来れたのだ。これは決してあたりまではない。
世の中見てみると、物理的な殺しあいではないものの、年間自殺者の総数が3万人を超える状況である昨今、また、滋賀県大津市でのいじめ自殺事件を思うに、精神的に追い込まれる戦争状況であるとも言えるのではないだろうか。
そんな厳しき世の中で、物理的な殺し合いたる戦争が少なくともないということは本当に貴重である。
精神的な戦争状況とも言える厳しき日本社会において、物理的な殺し合いたる戦争が加わっては決してならない。そのようにひしひしと感じる次第である。