今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

マッサンのリンゴ汁と僕の発熱

 NHK朝ドラ「マッサン」がとても面白い。
 ここで何度も語ってしまうが、まぁ、私はマッサンで始まるウイスキー好きではなく、そもそもマッサンこと竹鶴政孝さんが作ったウイスキー会社、ニッカの工場がある仙台や北海道に住んでいたりしたので、仙台の蒸留所や、余市の蒸留所に行き、元々好きだったウイスキーの勉強を始めて好きになったということで、もう20年位はウイスキー党である。また、マッサンとエリーたる、竹鶴政孝さんのリタ夫人もウイスキー蒸留所巡りで知っていた話だが。

 ともあれ、今週のマッサンのストーリー展開は秀逸であり、あの二人はいかに?というドキドキ感は見ている人が手を汗握っていたと思うが。
 もう一つの主題が、余市でのマッサンがしのぎのために、リンゴ汁を売り出しているというのが面白い。

 先日、高熱を発して、どうにも力が入らなくなった時、妻が長野県小川村からのふるさと納税の記念品の100%リンゴジュースを持ってきてくれて注いでくれた。なんとか力が出てきた気がする。100%リンゴジュース、すなわち、リンゴ汁そのものではないか。
 このマッサンでもリンゴ汁(リンゴジュースというので売り出したが、ジュースという語が当時の日本で受け入れられがたいということでリンゴ汁と表記をしたというストーリーになっている)を病院に売り込んだりしていることが描かれているが、なるほど、病人には売れたと思われる。

 私が覚えているのは、ニッカというのは元々大日本果汁株式会社(だいにほんかじゅう・・・)略して、ニッカということになったということを蒸留所見学で覚えた。ウイスキーは蒸留に何年もがかかるのでその間のしのぎにワインを作ったということを覚えている。
 テレビドラマのマッサンでもリンゴ汁をワイン化しようとしているが、そういうことかと得心。なんとか醸造とかいう名前でないのも分かってきた。そうか、まずは果汁屋さんから始めたとなれば、なるほどと。

 ともあれ、リンゴ汁は僕の身体に元気を与えてくれたので、なんか印象深い。