さて、あまり深い考えもなく、茨城県の奥久慈地方の大子町を旅してきた。
全国的に高名な滝、袋田の滝に行きたい。これが一番表に立った動機なのだが、奥久慈の大子に宿を取って一泊したりしたら見えてくることがある。
そこかしこに、奥久慈しゃもと掲示されている。
なるほど、しゃもと言えば、漢字では軍鶏と書き、運動しているから歯ごたえがありそうというイメージがあるが。
宿では予約時にオプションで頼めば、しゃも肉を付けてくれたようだが、そうはしなかったので、さて、どうしようかと。
朝食は宿で食べ放題スタイルだったので、きっと宿を出てすぐにはお腹いっぱいでしゃも料理は食べにくい。となると・・・
調べてみると、しゃも弁当というのがあるらしい。幻の駅弁とも言えるものらしい。
常陸大子駅「奥久慈しゃも弁当」(1,000円)~水郡線で名瀑・袋田の滝を訪ね、幻の駅弁を食べる【ライター望月の駅弁膝栗毛】 | ニッポン放送 ラジオAM1242+FM93
先日、玉屋旅館で実際に買って食べることができた。うれしい。
2019/03/23 15:55
かように紹介されているものだが、駅弁と言いつつ、駅前の旅館が作っている弁当で、かなりの人気らしい。
朝に宿をチェックアウトしてから、常陸大子駅まで移動。玉屋旅館を訪ね、弁当ありますか?と問うと女将さんらしき人がややうろたえた様子。いくつですかと問われ、2つですと言うと、お待ちいただけますか?と。待っているとその場で作っている様子。しばらくすると、2つ持ってきていただいて、一個1180円。
お昼時に、海岸側まで移動していたので、海辺の公園で弁当を広げた。
確かにかなり美味かった。
炒り卵もしゃもの卵なのかな。味が濃い。
硬めなのだが、味わい深い感じがするしゃも肉。大子は米どころなので大子の米なのか、米も美味い。
ゴボウもうまかったなぁ。
野菜の直売で長いゴボウを買ったのだが、新しいのかやわらかい感じ。大子のゴボウを家で妻が煮てくれたら、えらく美味しかったから、そういう感じなのだろう。
総じて、美味い弁当で、幻に近いのも納得。というのもえらくアクセルが不便な場所だったし予約とかした方が無難だと思ったが、予約なしで買えたのは幸運だった。