今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

18年間の夢の果て 〜阪神タイガース日本一ならず〜

 今日、阪神タイガースは、2003年日本シリーズ終戦で敗退してしまった。
 私は生まれてこの方の阪神ファンである。そのことはここでも再三語ってきた。

 悲しいことは確かだ。18年ぶりの優勝、そして、次は・・・来年は期待できないであろうという予測のもと、是が非でも日本一になってもらいたかった。そして、思わしくない体調をおしてまで阪神日本シリーズの舞台まで引っ張ってきた星野監督の有終の美(このシリーズの後引退することを表明していた)を飾らせてあげたかった。

 でも、しょうがない・・・。いや、なんとなくこの展開は予想がついていた。というのも、甲子園では3連勝したものの、福岡ドームでは、精彩を欠いていた阪神軍団を見るにつけ、今日のような一方的な展開は予想がついた。

 関東で・・・阪神ファンが少ない環境で、盲信的に阪神ファンをするわけにはいかなかった私は、ある程度、シニカルな考え方が身に付いてしまっている。
 「阪神からしょうがない」「またやっちゃったよ、阪神は」「こうやってチャンスをつぶすのが阪神だよな」
 そんな、悪態にも近い想念を思いつつも、阪神を愛してやまない。愛してやまないからこそ、ファンを続けている。前回の優勝から18年間待ち続けるのは容易ではないのだ。
 何度も「優勝してくれ」という期待を裏切り続けられてきたのだ・・・単純に期待しろという方が無理を言っている。

 だから、今回もこう思って終わることにする。

 「まぁ、阪神だからね。いかにも阪神らしい・・・」

 再三語ってきたことだが、阪神がまた来年優勝をするということはまったく期待していない。
 阪神の歴史をひもとくに、そういう常勝軍団であるはずがないことは明らかなのだ。

 「まぁ、阪神だからね」・・・そんな風にうそぶきながら、待つよ・・・また18年後でも・・・ね。