今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

愚直

 4月23日の一語りに書いた親子ゲンカの末の、気まずさは未だ継続中であり・・・実家にはほとんど帰っていない(野球のスパイクを取りに帰ったくらい)。

 でも、表面的に愛想よくしている家族よりもそれが「らしい」と言えばそんな気もするし、親離れ子離れの過程が不完全だった私たちにとっては必要な過程と思っている。

 そんな親父は、僕のことを「愚直」と表現する。
 そういう言葉にかなり頭に来るのだけど、それは、図星だからだって分かっている。

 自分の信念にバカみたいにまっすぐで、生き方下手で損ばかりしている息子を見て、父親は心配なのだろう。自分もそうだったから。

 もうちょっとうまく生きろよ・・・そういうメッセージはひしひしとわかっているんだ。

 でも、僕は父親に育てられて感化されたんだ。過剰な正義心もお人好しも生真面目さもあなたから受け継いだものだ。

 治したくったって治らない三つ子の魂なんだ。

 これからも愚直に生きていくしかない・・・こう愚直でなければ、多分もう実家にちょくちょく帰ってうまいメシでも食べさせてもらっているさ。

 息子は今も苦しんでいますが・・・そこは言い訳せずに対峙していくよ。その時に、僕を苦しめている愚直さは支えにだってなるんだ。

 でも、その愚直さがなければ、もともと苦しむこともないのになぁ・・・。