今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

ピザを作って、ニューヨークを思い出す


 まぁ、この前からやたらピザが作りたくなってね。ホームベーカリーを買ってから、生地作りが簡単にできることがわかったからなわけだが、それでもなかなか気軽には作れないわけで。


 というのも、生地作りに、材料を計量して投入してから50分間はまるまるかかるし、その後、15分程度置いてから、伸ばしたりなんだりして成形。オーブンレンジはひとつしかないから、一枚ずつ焼き始めるということ(3枚分の生地が作れてしまう)から、どうしても2時間以上はかかってしまう作業だからだ。


 しかし、私はピザ大好きである。ただ、高いんだよね、ピザ。スーパー冷凍食品で買っても、一切れ数百円してしまうし、宅配ピザに至っては1,500円以上でないと配達しませんということにもなるし。


 となると、自分で作るしかないか・・・と。それで先日来のピザ作り欲求の高まりに応えて、作ってみたわけだ。


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 焼き上がりましたわ。うれしい。これで当分、ピザには困らない。


 これだけいっぺんに作ってしまうと、カロリー過多になることを防ぐようにペース配分して食べることが必要なわけで・・・妻と話し合い、毎朝、6分の1切れずつ食べて一週間程度保たしていこうと決めた。


 ピザと言えば、かれこれ10年近く前になろうか・・・1998年秋に友人とニューヨークに行ったことを思い出す。


 私も20代若かったし、友人もそうだったのだが・・・ニューヨークに行って食べるものと言えばピザばかり食べていた気がする。しゃれた店にも入らないわけでもなかったが、英語も苦手というわけでもなかったが、なんだか、きちんとテーブルに座ってオーダーする店だとチップを払うのに気遣わなければならなかったりやっぱりメニューで英語で注文するのもまた付かれた身におっくうだったりして、そんな時にはファーストフード。よく入ったのが、まぁ、マクドナルドだったりするのだが、マクドナルド以上によく見かけたのがピザ屋であった。


 なんか、もう焼いてあるピザを指さして頼むと、それを再度オーブンで焼き直して出してくれるのだが、大仰にオーブンに入れる割には、大して温かく感じられなかった気もしつつ、ピザの味もなんというか繊細と言うよりは大味で、生地も厚くどかっとした感覚。それでも、元来ピザ好きであったから、日本でも食べられるマクドナルドよりはこっちの方がよかろうと食べまくっていたのだが・・・さすがに飽きた。3日くらいしかいなかった割に、3日目にはもうピザなんて見たくもないと、友人と二人で言い合っていたことを思い出す。


 事実、最終日にはピザ屋もステーキ屋も目をくれず、うどん屋に駆け込んでNY最後の食事にしたことを今のことのように鮮明に思い出す。


 その時の旅行体験は・・・


 もてない男、ニューヨークをゆく-もてない男のその後の語り に語っているのでよろしければ。


 まぁ、そんなわけでピザも見たくないと感じていた頃から、10年の時を経て、自分で作っているとはね(^-^)懲りないものだ。しかし、イヤにならないように計画を立てて食べようとしているのは成長の証か。