まぁ、初めはまったく期待していなかったんだよね。
そもそも設定的に「おしん」的プロットということは予告からして分かっていたし、最初の数話を見てもそんな感じであったから。
しかも、ヒロイン役が、ひさびさにオーディションで選ばれたはいいけど、沖縄出身のモデルだった比嘉愛未さんと来ては、なんだかできすぎというか・・・「おしん」的プロットであれば、なんかちょっとイモさとでも言うかなぁ、野暮さが残った女の子がやってこそかなぁとか思っていた中で、またまた沖縄出身の長身モデルと来ては非常に違和感があったからだ。最近は仲間 由紀恵さんを始め沖縄フィーバーの女優陣の中で・・・またかぁという感じもあった。
そんなことから、さほど熱心に見ていなかったわけだが・・・最近になって、結構見ている。
比嘉愛未さんはともあれ、要するに、ヒロインよりも脇を固める登場人物たちがなかなかに際だってしまっているから。
「マルサの女」で名を馳せた宮本信子さんがいじわる役たる女将、ベテラン女優の草笛光子が大女将、また、男優陣も長門裕之、大杉漣、吹越満と一癖もふた癖もあるくせ者揃いとなれば、ヒロインを食ってしまうくらいの見応えの演技が見られるわけで。
プロットはベタな気もするし、あまりに大団円志向に過ぎるきもしたりしないわけでもないけど、それなりに面白がって見るようになっている。
なんといっても、主題歌が小田和正の「ダイジョウブ」なのがいい。なんかこの年になって小田和正が非常に好きになっているわけで。