今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

長崎原爆の日に思う

 長崎原爆の日である8月9日の原爆投下時間の午前11時2分は、千葉は房総の地で買い物にいそしんでいた頃合いと記憶している。君津の直売所で野菜を買ったりね。
 広島原爆の日は平日ゆえ、出勤途上で、その時刻だと投下時刻を思い出したが、長崎の投下時刻の時は、休日だったゆえ、旅先にいたという次第。
 それゆえ、原爆投下時刻はそこまで意識していなかった次第だが、それも平和ゆえということだろう。

 長崎市長の平和宣言はとてもよいものだったと聞き、読んでみたりした。
 昨今、平和を乱すものにならないかという懸念から、解釈改憲による集団的自衛権の容認が話題の俎上にあがることが多いが、そこへの言及もあるようで、被爆都市の首長としての懸念も表明されているところで意義深いものと感じた。
 しかし、そこに自民党の議員から批判が出たという。集団的自衛権への言及をするのであれば、国政に出るべきだと。

自民議員、長崎市長の「平和宣言」批判 集団的自衛権の言及で : J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2014/08/12212971.html

 この批判をした自民党の土屋議員は、武蔵野市長から小泉旋風の時に国政に打って出た経験からそういう主張もも出たのだろうが、被爆都市の首長として、集団的自衛権という戦争に直結するやもしれないことへの懸念は当然出ると思われるゆえ、かような批判には違和感を覚える。

 どなたかは忘れたが平和に関する識者が、昨今の右傾化に言及しながら、「物言えば唇寒し」という状況になってきているのではないかとの懸念を表明していたのをかなり前に見た。

 物言えば唇寒し秋の風 - 故事ことわざ辞典

 口は災いの元ということを指し示すものということだが、平和に関して言及するとたたかれるというのは・・・ちょっとまずいんじゃないかなと思う。