今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「ストップ・ロス/戦火の逃亡者」を見て徴兵制を考えた

映画「ストップ・ロス/戦火の逃亡者」- Yahoo!映画 を見た。たまたまた動画配信サービスで目にとまったから。


とても平和に関して考えさせられるいい映画だった。
ストップ・ロスという制度がアメリカにはあるとのこと。兵役期間を満了した兵士の兵役を政府が延長する制度。この映画ではイラクから帰還して除隊できると思っていたら兵役延長が適用されイラクへ戻ることを強要される兵士の物語。この兵役延長を拒否すれば脱走兵になってしまうので、追われる逃亡者の立場になる。非常に理不尽な制度であると思われるし、そこへの批判もあるからこそこの映画は作られたのだろう。

現在、日本でも憲法改正が進められている。将来的には徴兵制ができてしまうのではないかという危惧も大きい改正議論である。

徴兵制があるとかような理不尽がまかり通る危険性があるということを分かりやすく見せつけてくれるのがこの映画。かなりの名画だと思った。

疲れていて、なにか見ようかと、レビューも事前にチェックすることなく、ぼんやり見始めた映画だったものの、ここまで考えさせられる映画だと、今こそ日本人が見るべき映画だと思うのだ。どうやら、日本では劇場未公開の映画だったようなので、もったいない。徴兵制のマイナス面を如実に描いているこの映画は徴兵制が幸いにもまだない日本人こそ見るべき映画だからして。