今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

広島原爆の日、戦争があってはならないことを改めて思う

 今日は、広島原爆の日である。
 最近はかなりストレス多く、多忙なこともあり、日々生きるのが精一杯という中で、まぁ、夏休みに入っているが、週日のストレスが抜けきれず、なかなか忘れがちになる部分もある。
 しかし、忘れてはいけないもの。それが原爆の日であろう。
 今日は日曜日、昨年も土曜日だったから休日での広島原爆の日であったが、きちんと思い出すことができた。

 安全保障法制が通って、また、憲法9条改正論議さえ出てきてしまっている昨今、平和から遠ざかっている感がひしひしと感じられるし、原爆投下からの年月もどんどん経ってきてしまっている。
 それゆえ、薄まる記憶がまた、戦争への道を歩んでしまっているのかなぁとか感じられる。

 疲れている時、きついときは、ばかみたいに楽観的なストーリーよりもきついストーリーを見たくなっる。最近、映画「バトルロワイヤル」を一作目、二作目を見たりした。動画配信サービスで久々に見たんだ。
 落ちこぼれの子どもたちに実弾の入った銃なり、ボウガンなりの人殺しの道具を与え、殺し合いをさせるというある種荒唐無稽なストーリーなのだが、昨今の世の中を見るに、荒唐無稽とばかりは言えようかと感じてくる。深作欣二監督の作品だが、そのへんを見通していたのだろうかとも思える。
 誰も好き好んで徴兵に応じようか、人殺しをしろという兵隊にならんか。
 アメリカでも貧困層相手に兵隊を集めようとしている動きがあるからして・・・。軍隊を保有し戦争をするということは好むと好まざるとに関わらず人殺しをさせる兵隊となる庶民がいなければ成り立たない。徴兵制を作りたい側の事情はそのへんだろう。
 この作品では、BR法という法律でもって、子どもたちに殺しあいを強要しているが、今の日本で徴兵という制度のもとに殺しあいの強要が起こらないと言えようか。そうは思えない。
 こういう作品を見ると、いかに、人の殺し合いたる戦争がむなしく、無意味なものか、分かる。多くの罪なき人々が原爆によって死なざるを得なかったこの日、やはり、戦争はあってはならないと実感する。

 世知辛き世の中、大きな意味での平和を考えることが難しくなってきているが、人の殺し合いたる戦争だけはあってはいけない、それは、肝に銘じておくべきことだろう。

 今日は旅路にてこれを記す。