今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

強炭酸ブームの今、かつて飲んでいたクラブソーダと共に思い出すこと

f:id:small_editor:20210627213640j:image

最近は何かと強炭酸を売りにしている炭酸水が出回っている。

以前は炭酸きつすぎを避けて微炭酸とかで甘みとかを際立たせつつ少しの炭酸の爽快感を目指しているものが出回った気がするが、最近は強炭酸。これは、ノンカロリーで無味であっても炭酸がキツければ爽快感が出るということ。また、少し冷えが甘くても炭酸がキツければ冷えを感じるという効果で、最近のローカロリー健康ブームに乗ろうとしているのだろう。

 

実は私は今の強炭酸ブームが来る大層以前から強炭酸を常用していた。思えば妻と結婚する前だから15年以上前の話だ。当時は強炭酸とか売りにする飲料は少なく、無味の炭酸強めは、クラブソーダしかなかった。炭酸がきつくてそのまま飲んでもさほど美味しくない。炭酸がきついから辛味さえ感じるくらい。まあ、ウイスキーを割ってハイボールを作ったりするためのものだから。ただ、だからこそ、ローカロリーで刺激を得られ、ノンアルコールで、冷たさが感じられる飲料でクラブソーダだけを飲むことを常用していた。割りものとせずにそのまま飲んでいた。

 

ある暑い日差しの中歩いていたら、公園のベンチで寝ていた人がいた。別にそれが男性なら珍しくも感じなかったのかもしれないが、女性の格好をしていたと記憶しているから、記憶に残っている。しかもそこまで高齢には感じられない。どうしてベンチで仰向けで寝ているのだろう。顔に帽子かなんか被せていたから顔はわかっていなかったが。その足元かそこらにクラブソーダが立ててあった。なるほど、この暑い中で炭酸で爽快感を得られ、喉の渇きも癒し、なるべく冷たさが残るのは強炭酸であるクラブソーダの他にない。それは非常に共感できたのだが。

 

ホームレスだったのか・・・でも、ホームレスっぽい汚さはなかったので、不思議だ。昼寝するにも公園のベンチか。それほど高齢ではなさそうな女性が。

 

不思議に思いつつも、暑い日差しでクラブソーダというのは共感強かった。今でも忘れ得ぬことである。