今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

もうマジックアカデミーはやらない

 僕は怒っている。
 いや、僕がアーケードゲームクイズマジックアカデミー」にはまっていることはたびたび書いてきたが、最近本当にこのゲームには怒らされる。
 なんで、あんなに好きだったのに・・・と思われるかもしれない。
  そう、システムが変わったのだ。問題が急にカルト化し、コンピュータがとても強くなったのだ。
 すると、賢者まで行っていた僕がみるみるうちに連戦連敗、大魔導士9級まで転落してしまったのだ。
 今日なんか、6級始まりで、夕飯も食わず、好きなドラマ「相棒」を見逃してまではまりこんで2000円近くつぎ込んで、6級から9級まで3級の急降下である。

 賢者に至るまで、1月の週末は休日でも早起きして、人相手が少ない時間帯をねらってに勲章を増やしてきた。今までつぎ込んだ金額だって10万円は下らないだろう。ノートだって2冊ほど真っ黒になるまでつけたんだ。そう、苦労したのだ。でもって、こんな難しいシステムになってから賢者どころか、大魔導士からさえ転落の危機だ。ふざけんなという思いである。

 でもさ、落ち着いて考えてみるとふざけているのは僕の方だろう。システムの変更が僕に不利に働いていることは賢者から転落したくらいで分かっていたことだ。でも、賢者に復活しようと思ってやっきになって勲章を落としてきたのは、ほかならぬ僕自身だ。こんな思いをしたくなければやらなければいい。
 マジックアカデミーの開発元のコナミは、コンピュータの難易度を上げて難しくしてもお客は離れないと踏んだわけだろう。
 それに怒るのは筋がないと言えばない。

 そう考えると・・・今の僕の怒りは例えれば、歓楽街のクラブとかで、まだごひいきのついていない新人の女の子に愛想よくされてお熱をあげて通いあげたりしながら、その子が人気が出て自分に素っ気なくなって怒っている男のものと同じだと考えることができるよな。それでももう一回振り向いてもらおうとその子の歓心を惹くように尽くしちゃうこともあるよね。ま、例えれば、今の僕はそんな気分なわけだ。

 でも、そこでその男の取るべき行動は、自分から関心が離れた女の子からはきっぱりと決別するということなのは明らかだ。

 だから、僕は決意したんだ。もう、マジックアカデミーはやらないと。
 楽しかった思い出は思い出として持っていればいいのだから。