今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

ハルウララと判官贔屓

武豊騎乗のハルウララ、106敗目 超満員の観客が声援 - asahi.com : 社会

武豊騎乗のハルウララ、106敗目 超満員の観客が声援




力走するハルウララ武豊騎手に観客は声援を送った=22日午後、高知市高知競馬場


多くの観客が見守る中、パドックを回る武豊騎手とハルウララ高知市高知競馬場


 高知市長浜宮田の高知競馬場で22日、ハルウララ(8歳・牝)が106戦目のレースに挑んだ。この日は日本中央競馬会(JRA)初の年間200勝を達成した武豊騎手が騎乗してのレースだったが、11頭中10着に終わり、106連敗となった。

 僕がひそかにその情報をキャッチアップしている、かのハルウララJanuary 26, 2004の一語り参照) 武豊が乗っても勝てなかったらしい。

 ますますもって、ハルウララ LOVEになった自分に気付いた。

 要するに、僕は弱者を応援することが好きなのだ。

 日本にはその気質を説明する格調高い言葉がある。

 判官贔屓
 ほうがんびいき、または、はんがんびいき と読む。
 その昔・・・平安時代末期の英雄、源義経鎌倉幕府開祖の源頼朝)・・・かれは「判官」と呼ばれていたわけだけど、結局は殺されてしまう。それは「義経記」という物語として残っているわけだが・・・その「判官」義経を応援してしまうような気持ち。それを判官贔屓と呼ぶ。要は、弱者や薄幸の者に同情し味方することを意味するのだが。

 ということで、僕はかなり判官贔屓である。
 だからこそ、競馬には大して興味がないのにもかかわらずハルウララを応援しているのだ。

 そういえば、僕は野球では筋金入りの阪神ファンである。
 結局、この判官贔屓の気質が僕を阪神ファンとして継続させているのだろうと感じている。阪神はだいたい弱い。去年こそまぐれちっくに優勝してしまったが、あくまでまぐれであると信じている。そして今年はやっぱよわくなるンじゃないかなって思っている。だって、1989年の優勝を思い出すと、次の年も行けるか?って期待したら3位、その次の年は6位・・・。
 でも、判官贔屓の気質の持ち主としては、応援しがいのあるチームである。

 今日、そんな話をしていたら、同僚が、「じゃぁ阪神が強くなりまくっちゃったらファンじゃなくなっちゃんですか?」って聞いてきたので「そうだね、V9とかしちゃったらもうだめだろうね」って答えた。

 そう、弱い者びいき、っていうとちょっとだから・・・判官贔屓なのである(^-^)

 判官贔屓っていう慣用句があるくらいだから、僕に限らず日本人はけっこうそういうところがあるんだと思う。

 だからこそハルウララにあんなに人気が集まるんだろうな。