今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

朝青龍の生き方に思う

 あまり、相撲には興味はないのだが、最近は興味を持ち始めていることは March 27, 2004蒙古襲来止まらず〜朝青龍強し〜 で語った。

 ただ、朝青龍はなかなか奔放な性格らしく、色々バッシングされているようだね。これはもう年明けくらいからあったように記憶しているのであるが・・・。

 結局は、日本の国技たる相撲界の封建制から来る形式的な規律正しさから朝青龍はちょっと外れてしまっているという点が問題なのだろう。
 でも、強いから誰も何も言えないという点でバランスが取れているという感じ。実際、今回もあっけなく全勝優勝を決めてしまった。

 わかりやすくいえば、高校生活とかで校則で派手な格好はだめとなっているけど、ひとりだけ派手な格好をしているけどスポーツ特待生だから許されるみたいな感じ??(実際にそんなことがあるのかどうかは知らないけどね)(^-^)

 でも、こういう生き方は・・・日本的ではないような感じだ。日本文化では、判官贔屓という心境(ここを参考)に代表されるように、強くなくても応援しちゃう心理というものもある。強いものが正義といった、アメリカに代表されるような西洋的な考え方がすんなり通るとは限らない複雑な文化である。

 僕自身は朝青龍のような生き方は嫌いじゃない。あまり傍若無人さが目立つのはあれだが、実力があるのだから実力があるがごとく振る舞う。白黒はっきりしていてよいかなって思うのだ。

 でも、ここまで嫌われてしまうと、勝てなくなったらどうなるのかが心配だ。日本文化は嫉妬の文化でもある。勝ち続けなくてはならない・・・。これはまた厳しいとも思う。

 今は最強だからと言っても、傍若無人にならずに謙虚に構えるが吉とは思うが・・人間なかなかできないのかもしれない。

 朝青龍の行く末は、僕は興味深く見守っていきたいとは思うのだ。