今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

ドラマ「anego−アネゴ」を見たり

 主人公は私と同じ1972年生まれという設定の篠原涼子演じるヒロイン。
 あまり、このドラマは好きではなかったが、夜の徒然に見ているとなかなか面白いかもと思い始める。伝統的なトレンディードラマの流れを汲む、なんだか仕事より恋みたいな浮世離れしている様が鼻につくものの、まぁ、許せるかな(でも、だいたい僕が5畳半一間に住むのになぜ、同い年の商社OLのヒロインがシステムキッチンの2DKくらいのマンションに住んでいるんだ??そこが鼻にはつくのさ、商社だからかえ?商社にしてはきっちり定時上がりじゃないか?変だなとか)。

 その33歳のヒロインに結婚を迫られる20代前半の若い男(ジャニーズ系の俳優)という場面があった。同棲はいやだから結婚してくれと迫る33歳のヒロイン・・・もっともな話であるが・・・若い男は考えさせてくれとの返事。それももっともだ。

 どのくらい待てばいいの?とヒロインが問うと、思わず若い男は「五年」と言ってしまう・・・

 なるほど、本音だろう・・・20代前半の男としては。しかし、33歳のヒロインにとっては・・

 概ね現実感から遊離したトレンディードラマでありながら・・・ここだけ生々しくリアルだ。

 これは他人事ではない。というか・・・

 夜の徒然に眺めていた浮世離れしたドラマに見た一瞬の現実。