今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

映画「ウォルター少年と、夏の休日」を見た

 ウォルター少年と、夏の休日(2003 ウォルター少年と、夏の休日-goo映画生活)を見た。

 テレビ放映されていて録画していたものを妻と見たんだが・・・とてもとてもいい映画だった。意外に思えてしまったくらい。心が温かくなる映画っていいよね。こういう映画は・・・なかなかない。
 妻と二人で感動しながら見てしまった。

 見終わって・・・あぁ、映画って本当にいいねぇと思える映画に出会ったのは本当に久しぶりだ。それくらい心温まる映画であった。

 ストーリーはどちらかといえば単純。役者も今をときめく俳優陣というわけではない。
 シックスセンスのあの少年、ハーレイ・ジョエル・オスメントが出てくると言うくらいか。
 頑固じいさん二人を演じるマイケル・ケインロバート・デュヴァルの二人の演技が非常に渋いのが光るが、演技だけが飛び抜けている映画でもない。

 でも、そのストーリーの単純ゆえのわかりやすさ、そのストーリーを引き立てるように出過ぎず引っ込みすぎず演じる、老優二人と名子役。

 本当にすばらしい映画。

(以下ネタばれあり)

 老優二人演じる頑固じいさんは最後には死ぬ。でもその死が、すがすがしい、爽快さを持ってにこやかに見送れる。こんな映画は初めてだ。
 死という暗くなりがちなテーマをこんなにさわやかに描ききってしまった映画は他に類を見ない。

 その意味でもすばらしい映画。