今日の一語り

しがない勤め人、大津 和行(かず)、のキーボードから紡ぎ出される日々語り

幸せへの往復切符


 幸せになりたい・・・そう、切に願っていない人はいないだろう。


 でもね、みんなちょっと間違っていることがある。それは、幸せへの片道切符を求めているところだ。


 幸せに行き着いたら、ずーっと幸せ・・・そんな都合のいい終着駅は、銀河鉄道999の機械の体をただでもらえる終着駅・アンドロメダが幻想だったように、まぁ、あるはずがない青い鳥だ。


 でも、幸せになれる往復切符は意外に身近にあるのをみなさんは気づいていないだけかもしれない。永遠に幸せになれる桃源郷なんてどこにもないけど、その時幸せになれる場所や物事は結構ある。


 この画像だと、いくら丼が幸せなんだが・・・ほら、イクラがこれだけ載っていれば幸せでしょう?この幸せの片道切符を皆さんに差し上げよう。これは私の記憶が正しければ、横浜中央卸売市場の場内にある、秋葉屋食堂のいくら丼だ。土曜日の午後から日曜日の朝までだけが休みで、あとは24時間営業だ。要するに行けばほとんど開いている幸せの駅。


参考サイト http://www.ne.jp/asahi/jog-turingu/yasuaki/newpage2.htm


 そう、美味しいものを食べている時はみんな幸せ。でも、それは食べ終わってしまうまで。だから幸せの往復切符。幸せへたどりつけるけど、また戻ってこなくちゃならない往復切符。


 そういえば、美登利寿司で大トロを食べた時も・・幸せって案外身近で、お安くあるものだなぁと感じたものだ。


 だからさ、幸せへの往復切符は結構あるはずだ。たんと寝ることだっていい。でも、片道切符はないものだ。そんなものを求め始めたら、不老不死を本気で探したと言われる秦の始皇帝と同じだ。


 鼻水ズルズルの今日、シャワーを浴びたら鼻がすーっと通って、幸せだった。これも幸せの往復切符。